あらすじ
作家・白洲絵一(しらすえいち)。本名・神代双葉(かみしろふたば)。かつて捨てたその本当の名前を、若い愛人であるところの時代小説作家・伊集院宙人(いじゅういんそらと)は、大切に呼ぶ。二人は、うっかり撮られた写真のおかげで、全世界的に認知された恋人同士だ。だが、訣別したはずの過去、長く思い続けた初恋の人が、何もかもを投げ捨て、双葉の前に再び姿を表し求愛する。白州英知(しらすえいち)――かつて双葉が名前を奪ったその男に、果たして宙人の勝ち目はあるのか……!?
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Posted by ブクログ
非常に美しい話でした。どの人も一生懸命、自分について考えてる。でも、何処までも最後まで恋人の幸せだけを追い求めた伊集院先生の積み重ねが実って本当に良かった。また、きっと読み返したくなるそんなお話でした。