あらすじ
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一夜の花に、命のつながりを見る
沖縄・西表島(いりおもてじま)の水辺に、一夜だけ花をさかせる、まぼろしの花。
はかなく美しい営みをおさめた、命の循環をつたえる写真絵本。
[サガリバナ]
サガリバナ目サガリバナ科(学名:Barringtonia racemosa)
花言葉:幸福がおとずれる
奄美大島以南の南西諸島に分布する、高さ10メートルほどの小高木。毎年6月下旬から9月にかけて、夜にあまい香りを放ちながら白やピンクの可憐な花をさかせる。花がさくのはたった一晩で、翌日には散ってしまう。散った花びらが水面に浮かび、あたり一面が白やピンクでしきつめられたようになる美しい光景が幻想的なため、「夏の夜の花見」として親しまれている。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
沖縄で、一晩だけ咲く花・さがりばな。
その開花から、散って、またそれが新しい命になる過程が写真絵本で描かれている。
きれいな花で、ぜひ実物を見てみたい。
Posted by ブクログ
夕方ごろ甘い香りとともに開花しだし、夜のあいだ魅惑的に咲きつづけ、翌朝にはもう花がポロッと落ちてしまう。一夜の儚い営みですが、その姿はとても美しく、水面に落ちた花々が彩る景色もきれいです。鶏卵ほどの大きさの果実は水の流れに身を任せて旅をします。たどり着いた先で、運が良ければ、また命を巡らせるそうです。そんなサガリバナの花言葉は『幸運がおとずれる』。なんて素敵なんでしょう。
この写真集でサガリバナの物語を見て、幻想的で不思議な気持ちになりました。
Posted by ブクログ
こんな不思議な花があるんだなあ。水にうかぶ無数の花の美しさに息をのみます。やさしい言葉でさがりばなの一生を教えてくれる本。でも、ちょっとやさしすぎてわかりにくいところも。もう少し科学の本らしく知りたいことがわかるように書いてほしかったかな。
Posted by ブクログ
沖縄県西表島に生息する、夜に咲くサガリバナの開花の様子が美麗な写真絵本。
その幻想的な開花の様子は「夏の夜の花見」として親しまれているそうだ。
可憐なピンク色をしたサガリバナだが、開花してからは一夜しか咲いていられない花だそうで、いい意味で惜しい。