あらすじ
老ロイドバーグの抜擢で10代でありながらロイドバーグ社の社長になったハーディ・レニアートン。彼の周囲には魑魅魍魎、いろんな思惑を抱えた人物が集まってくる。老ロイドバーグの片腕で、伝説の秘書だったシルヴィア・バレットの忘れ形見、カイ・タカミネもそのうちの一人で…。
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願わくは続編を・・・
やじきた本編では自らの運命を重荷と感じて後ろ向きだった狭霧だが、ハーディとの出会いで大きく変わる。
そして、渡米先のL.A.でハーディを守るために暗躍する物語の完結編。
ラストで、小柄で華奢な狭霧が、高峰を相手に見せるコワイほどの冷徹さには、ハーディを守る決意と覚悟、そして彼が忍の者だったのだという事を痛感させる凄みを感じます。
地味キャラな狭霧らしく(忍ということもあり)、あくまで陰での(しかも自分の身を犠牲にしての)働きではあるのですが、それゆえに彼を案ずるハーディとの関係も微笑ましい主従(??)関係となり、周囲の愛ある人々との関係もGood! とても幸せな気分になります。
脇キャラも多彩で深堀りはいくらでもできそうで、読後に想像できる余地もまた楽しいところ。
叶うものなら、またいつかぜひ続編をお願いしたいです。