あらすじ
孤島にある「桜瀬女子高校」は今夜、伝統ある「卒業夜祭」を迎えていた。だが校長と政府以外、この儀式の壮絶な真実を知らない。卒業生のうち選ばれた7人だけが今夜、世界を救う「侵略者」となる事実を。何も知らぬまま神と対峙させられる7人の少女らは、今夜を、世界を生き残ることができるのか? 総伏線主義の正統派ロジック本格、至極の最終章。
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Posted by ブクログ
これは……!
なんて形容したらいいか分からない!
多分、ジャンルとしては本格ミステリなのだろう。しかし、ストーリーが難解すぎる。
表面上のストーリーは分かりやすすぎるくらい分かりやすい。そこに宗教学や政治学も絡まっており、ストーリー以外の厚みを与えている。
あえていうなら、著者の思想小説と言えるかもしれない。
ただ、この表紙はない気がする。この表紙から、気軽な気持ちで手に取った読者にとっては、これじゃない感を強く感じるかもしれない。
個人的には、凄い小説を読んでしまった、という感覚だった。
Posted by ブクログ
シリーズ3作?天使VS悪魔、終末期を迎える日本で、少女たちに託された役割は?天国とは?すごい経歴で、伏線の嵐、独特の設定、そして表現に引き込まれる謎の作者さんの近況があとがきで明らかになりそちらが気になる。古野さん、担当編集者さん、新任シリーズ、A県警察シリーズが読みたいです。