あらすじ
ある日突然、異世界に転移してしまったハルカ。彼女を保護した王立騎士団第二部隊の副隊長ラジアスから聞かされたのは、二度と元の世界には戻れないという辛い事実だった……。
自分の居場所を作るため、ハルカは騎士団の人々に助けられながら雑用係として働きはじめる。そんなあるとき、ハルカは王宮で受けた魔力測定で、“膨大な魔力”を持っていることが判明する!! その魔力は聖獣たちから好まれるうえに、聖獣や他者に分け与えることができる特別な“供給スキル”まで身につけていた……! その重要性が実感できないハルカだったが、自身が平民達から“騎士団の花形職”を務める憧れの存在として注目されているという衝撃の噂を耳にして……!?
転移先で自分の居場所を作り出す、異世界ファンタジー!!
感情タグBEST3
持ち前のポジティブな気質を発揮して、異世界での生活に馴染もうと努力する姿にとっても好感がもてました。そしてラジアスも魔力やスペックじゃなく内面を見てくれるところが素敵!!
とっても焦ったい2人だけど次巻の夜会で関係が進展してくれるといいな。
あんまり話が進まなかった気もしますが。
突然異世界転移しちゃったヒロインが、戻れないとわかった時の絶望とか、必死に異世界に馴染もうとできることを頑張る姿とか、そうして馴染んだ先に生まれた新たな葛藤とか、気持ちの変化を丁寧に描いてるなぁ。そして側にはずっと副隊長さん。恋を自覚する前の2人のやり取りの方が、人として大切なことだなぁなんて思いました。