あらすじ
私は、この醤油蔵の当主になる! 大阪万博前夜。父の実家である奈良の由緒ある醤油蔵で暮らすことになった少女、銀花。蔵を切り盛りする祖母の多鶴子ら一家に馴染もうとするが、母の盗癖、祖母と父の不仲、自らの出生に関する真実に悩む。やがて成長し蔵を継ぐため奮闘する銀花は、一族の秘められた過去を知ることに――。家業に身を捧げ、新たな家族を築く女性の半生を力強く描く長編小説。(解説・大矢博子)
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Posted by ブクログ
醤油蔵の跡取り息子をお父さんに持つ、銀花。
銀花の複雑な生い立ち、彼女が当主になるまでの醤油蔵の存続。家族の紆余曲折が描かれています。
初めての作家さんでした。
めちゃくちゃ,良かった
時は、1960年代。大阪万博へ行くシーンがありました。
生まれてきたこと、育った環境に抗えなさ。彼女には、次々に試練が、、
電車の中で読んでいて、ほろっと涙がこぼれました。
家族とは、血族とは?
深く考えさせられる一冊でした。
遠田さん、もっと読みたいです!
おすすめあれば,是非!
ネタバレあり備忘録
銀花ちゃんお母さんの窃盗障害。
お父さんの画家として生きたいという苦悩。義母の長年言えなかった子供の生い立ちの苦しみ。
銀花ちゃん、剛くん、あなた達の苦悩が痛いほどに伝わる。