【感想・ネタバレ】鏡の迷宮 パリ警視庁怪事件捜査室のレビュー

あらすじ

19世紀、七月革命直後のパリで、下院議員の息子が夜会のさなか、突如身を投げて死んだ。父の遺志を継いで化学者から転身したパリ警視庁の若き警部ヴァランタンは、元徒刑囚で元治安局長のヴィドックの助けを借り、新政権を揺さぶるこの事件を捜査することに!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

1830年のパリが舞台。7月革命?共和主義?まったく歴史に詳しくない私は、wikiに頼って何とか当時の社会情勢を理解しつつ読みきった。その手間がかかったにしてもとても面白かった。途中に挟まれる少年ダミアンの日記が悲しくて痛々しく、代議士の息子の死の真相を追いかける警部ヴァランタンとの話がどう結びつくのか。結構無茶な事をする主人公たちにハラハラしながらも、あぁそういう事だったのかと納得。ヴァランタンの孤立する性格、常に憂いをまとった雰囲気と対比するように、女優アグラエの明るさと勝ち気な性格が、彼を少しでも明るい未来へと導いてほしいなと思える結末でした。タイトルでもしやと思ったけどシリーズ1作目でしたか。2作目が無事に翻訳されますように。

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2023年09月24日

Posted by ブクログ

私は好きだった。
19世紀、7月革命の頃のパリを舞台に続けて起こった怪奇な事件を巡るミステリー。主人公はヴァランタンと言う若いイケメンの警部。ミステリーの筋だけでなく当時のパリの様子、人々の風俗等が手に取る様に描かれていて内容に厚みを与えていたし、
読むだけで映像が浮かぶようだった。

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2022年12月09日

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