【感想・ネタバレ】ウクライナから来た少女 ズラータ、16歳の日記のレビュー

あらすじ

たとえ戦争から逃げても、夢からは逃げない。・テレビ朝日 報道ステーションで複数回単独特集、オンエア後問合せ殺到!・ウクライナ侵攻からの逃避行ドキュメンタリー、出版後の反響必至!・親子関係、日本と海外での教育の違い、避難民がみた日本のリアル。・明日、日本にもし戦争が起きたら、16歳の少女のような決断ができるか~今、もう一度生き方を考えさせる本。「みなさん、明日は戦争になります」――。もし、学校の先生から突然こう言われたら?マンガの世界だけだとおもっていた戦争が起きたとき、人見知りだった16歳の少女は、たった一つの夢にすべてをかけて祖国から脱出することを決意した。もし無人島でたった一つもっていけるものは、なんて考えていたのは何だったのか?持っていけたのは、1冊の本とスケッチブック。敵は兵士や爆弾だけではない。コロナとの闘い、親子の葛藤、運命的な親友との出会い――現実はマンガより奇なり。これは夢が明日につながると信じた少女の等身大のサバイバル日記だ。

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Posted by ブクログ

ウクライナとロシアの戦争が始まった時に受けた衝撃を思い出しました。
なぜ戦争が始まったのか分からない。日常が続くと思っていた16歳の女の子の日記は、平和な生活が当たり前ではないことをありありと教えてくれました。
ズラータさんの強さ、行動で道を開くお母さんの逞しさに、学ぶことが多いです。
そしてまた、まだ戦争は終わっていないことを実感します。
諦めることはしない。
戦争のせいにして何かを中途半端にしない。
大切な姿勢ですね。力を分けてもらいました。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

まだ16歳の子供なのにたった一人で異国に避難する決断をしていて凄いと思う。見ず知らずの少女に、日本人が渡航や生活のサポートを進んでしていてこんな優しい人に私もなりたいと思った。また作者が日本語を学ぶきっかけになったアニメや漫画は日本が世界に誇るカルチャーだと思った。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

ズラータさんの真っ直ぐさに、頭が下がる。
戦争は色んな物を壊すけど、人の思いやりの心は奪えないというのが印象的。

16歳の時は、何してただろう。
高校の先生に「常に考える」って言われた言葉をこれからも、大事にしたい。

前向きに頑張ろうというエネルギーをもらえた本でした。

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2024年05月22日

Posted by ブクログ

ウクライナ戦争が始まって日本に難民として逃れてきたズラータさんの日記。唯一無二。世界でも日本をこんなに好きで勉強してくれる人がいるって嬉しいなあ。日本での生活がうまくいきますように。

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2024年04月20日

Posted by ブクログ

ウクライナって携帯とか何もないかと思ってたけど意外と裕福なんやーでもラッキー続きすぎて、、ほんまに、こんなにラッキーで羨ましい

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2024年01月18日

Posted by ブクログ

母、祖母、愛犬。見慣れた景色。奪われた日常。どれだけ葛藤したことだろう。前向きな言葉たちはかえって自分を鼓舞し励ましているようにも感じる。ただ、彼女が出会った支援者のような私になりたい。日本を好きになってくれてありがとう。

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2023年04月27日

Posted by ブクログ

戦火のウクライナから日本へ避難してきた16歳の少女の日記。そして、これは翻訳ものではなく、独学で日本語を学んだ彼女の言葉で綴られたもの。簡潔な文体は何か胸にせまるものがあった。時折涙が零れそうにもなった。彼女が幸せに日本で暮らせているのならいいけれども、彼女の家族が無事でいてほしい、戦争が早くおわってほしいと願わずにいられない。

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2023年04月20日

Posted by ブクログ

2022年2月~2022年7月にかけて書かれた、ウクライナの少女ズラータの日記…。2022年2月ロシアがウクライナに侵攻を開始する…。ズラータの母は、ズラータに日本に避難するよう必死に工面したお金を手渡し言い聞かせる…。ズラータは日本に憧れを抱き、いつか日本で漫画を書きたいという夢を持っていた…。

道中でのかけがえのない出逢い、差し伸べられる支援とそれに対しての感謝の思い、コロナとの戦い、家族との別れ、平和への願い…そして新たな生活と夢、ズラータが感じたことそのままに日記に描かれている。ズラータが描いた挿絵も素晴らしい!

「今日できることは、明日もできるとは限らない」だから今やれることを精一杯やるということ…この気持ちは大事、大事だけど切ないなぁ…日本の少年少女はそんな風には、思ってもないんじゃないかな…。ズラータを応援したくなりました!早くこの理不尽な戦争が終わりますように…。ズラータが心から安心して、夢を追えますように…。

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2023年01月21日

Posted by ブクログ

現在進行系のウクライナ進行について、日本に避難した16才の少女の日記を通じて、より身近なものであると考え直すきっかけとなった。
独学で日本語を勉強する少女、娘を日本に送り出すことを決断した母、日本への避難の道中で出会い、サポートした人々、様々な人々の思いが結実していくいく様は、一本の映画を見ているようであった。
憧れの日本で夢を実現することを祈りつつ、一日でも早く故郷のドニプロに平和が訪れ、母娘が自由に再開できる日が来ることを祈ります。

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2022年12月19日

Posted by ブクログ

報ステで見たことのある少女。ネット記事で本を出したことを知り、即購入。太宰治の「人間失格」文庫本初版を宝物にし、わずか3年程の独学でこの日本語力、そしてわずか16歳でこの自立心。恐れ入りました。一人っ子にもかかわらず気持ちよく送り出してくれたという娘思いのお母さんのためにも、アニメーター(or漫画家)になって日本で自分の家を持つ夢、ぜひ叶えてほしいです。ポーランドでの大越キャスターとの偶然の出会いから続いた幸運。願わくばこれからも彼女が人に恵まれますように…。

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2022年11月22日

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ある日戦争が始まり、1ヶ月も経たないうちに母から外国へ一人で逃げるように言われた少女に、どうか幸多かれ。子どもたちにも読ませたい1冊。

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2022年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シャッチョさんにおすすめしてもらった!(理由不明、出版社の方に勧められた、と言ってたかな?)

エッセイ形式で読みやすかった。
プーチンに読んで欲しい。
歴史や国際情勢を知れば知るほど難しいという認識をしていたが、
現地で起こっていることや人々の感情を何も知らなかった、と気付かされた。
ズラータのママの決断も尊敬するし、何よりズラータが今、日本で生活していることに嬉しく思うし、強い子だと思った。
助けてください、って言うのって難しい。助けられたからこそ、本を出版出来たズラータがいて、心を動かされた私がいる。
大前提として、この経験はする必要がない経験。それでもズラータなりの生き方をしてほしい。

そして、強く思ったのは、会ったこともない人の身元保証人になれる羽鳥さんという方のような懐が広い人になりたいと思った。この文章を読んだときに鳥肌が立ったし、本当に人が困った時に助けられる人に自分はなりたいんだなぁ、と思った。
まずは仕事で表明しないとね!

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2022年10月17日

Posted by ブクログ

「明日から戦争になります」
突然言われたら? 「あきらめる」
「たたかう」「にげる」
ウクライナ侵攻を巡る激動の140日間を綴った
16才の少女ズラータのダイアリー。

 もし、 「明日から戦争になります」なんて突然いわれたら、きっとパニックになってしまう。
何をすれば良いのか分からないし、シェルターに行けと言われても、そもそも日本にシェルターなんてあるのか?
逃げろと言われてもどこへ逃げれば良いのやら。
スーパーでは買いだめが起きたり、ガソリンスタンドや銀行には長い行列ができ、犯罪も増えるかもしれない。
ズラータの学校の先生のように、先生がどうすれば良いのか教えられるのかも疑問だ。
しかも、こんなに長引くとは世界中の人間が思っていなかったのではないだろうか。

本当にいつ何が起きるか分からない。
ウクライナへの軍事侵攻が始まると母はズラータへ突然「日本に行くのよ」と。
まだ16才の娘をたった一人で日本に避難させる決断、どんなに悩んだことか。私だったらどうするだろうかと考えてしまう。
ポルトガルのワルシャワ経由で日本へ行く道中の出会いに驚かされる。
まるで日本に来るのが運命で必然であるかのような数々の物語のような出会い。
祖母の家で偶然見つけた日本語の本との出会いから始まり、メディカで出会った日本のテレビ局の取材陣、ワルシャワで出会ったウクライナ人のレイナと日本人の綾香。
皆が見返りなど求めず手を差しのべてくれ、
日本への渡航を応援してくれる。
本当にミラクルだ。これもズラータの前向きな気持ちと夢への強い気持ちがそうさせたのだろう。
困っている人に人種に関係なく手を差しのべてくれる日本人の優しさが本当に素晴らしいと感じた。

途中で母と別れ、一人でコロナや不安との戦いは決して楽な道のりではなかった。
支えてくれた人に感謝し希望を失わず歩いていくことが反戦の意思表示になり大切な人を守ることに繋がるとズラータは身を持って教えてくれている。
戦争を体験していない私達日本人には難しいかもしれないが、本書を読んだ人にはズラータの気持ちに寄り添うことができ、想いは伝わったのではないだろうか。

ズラータは夢へ一歩近付いたのか、ウクライナにいる母は大丈夫なのか、とても心配です。
先日のトランプ、プーチン大統領の会談で「大きく前進した」と言いながらもまだまだ先行きは不透明。
一刻も早く戦争が終わって欲しいと願うばかりです。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

ヒボさんの本棚から

ウクライナで戦争が始まり、お母さんの英断により、大好きな日本を目指すことになり、『人間失格』の初版本をリュックに入れて故郷ドニプロを後にし、無事日本に着いて生活を始めてから数ヶ月間の日記です

題名にもあるように、ズラータさんは当時16歳の高校生

なんていうか、ズラータさんが戦争を逃れるために「日本」を目指してくれたことが、とってもうれしいし、とっても誇らしい気持ちになりました

ズラータさん、日本を好きになってくれて、日本に来てくれてありがとう!

そしてズラータさんを失望させない日本であり続けるよう頑張らねば!と思いました

それにしてもだよ
なんのために戦争なんてするのかな?
ほんとわからん
全くわからん

そしてめちゃくちゃ無責任だけど、ウクライナの人はもっと日本に来てよとか思ってしまうのよ
いや実際には色んな問題あるだろうけどさ
ほら、ウクライナの国の花ってひまわりやん?
もう、わいの第二の故郷と言っても過言ではないわけだよ(確実に過言)

ズラータさん、これからも応援したいわ〜

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

ウクライナから16歳1人で避難して来た少女の実話。私がら読んだ時期は避難して2年経っているが、今どうしているの?か母国に残ったお母様は無事か、心配です

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2024年08月30日

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自分が16才のころ、もし、日本が戦争に巻き込まれていたら、ズラータのような考え方ができるだろうか?
パニックになってはいけない。不確かな情報に飲み込まれてはいけない。納得しない意見に同意してはいけない。夢をあきらめてはいけない。明日があると思ってはいけない。
そして、そういった考えのもと、命ギリギリでの逃避行の最中でもリモートで送られてくる学校の宿題はやり続けるなんて。
この本は、ズラータと同世代の人には、もちろん、すべての人に読んでもらいたい。今日という日を大事に生きなければいけない。そんなメッセージをダイレクトに受け止めてほしい。リアルな話だからこその衝撃が感動と共に迫ってくる。

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2023年06月30日

Posted by ブクログ

ウクライナから戦火を逃れやって来た少女の日記体の記録。前向きで、頭が下がる。
周囲の支援者も素晴らしい。

来年の読書感想文の課題図書になってほしいな。

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2023年03月12日

Posted by ブクログ

ロシアのウクライナ侵攻。

ウクライナから身一つで日本に避難してして来た16歳の少女の日記。

私たち日本人は平和ボケしていると感じた。

ここまで日本を日本の文化を愛してくれる外国人が居ることを誇りに思わなくては。
そしてその日本に住む私たち自身がそれを愛さなくてはいけないと感じた。

飛行機の中から見た窓外の様子を「灯りは平和の象徴なんだ」と。
噛み締めなくては。

「今日できることは、明日もできるとは限らない」
心に響く。

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2023年03月06日

Posted by ブクログ

逃げられて良かったです。

「皆さん、明日から戦争になります。」なんて言われても実感湧かないよね。

この本を読んでも戦争を感じることができなかったので、私は相当平和ボケしてるのだと思いました。平和ボケできるのが日本のいいところだけどね。

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2023年02月09日

Posted by ブクログ

戦火の中、ウクライナから1人で来た少女ズラータの日記。

いつ戦争に巻き込まれるのか、誰もわからない。
ただ、16歳の娘には大好きな日本へ逃げてほしかった母の思いが伝わってきた。
とても強い人だと思う。1人で初めての地へ行かせるなんて、なかなかできない。
ズラータ自身も強く希望や夢を捨てない子だなと思った。
「今日できることは、明日もできるとは限らない」
戦争を知ったからこそ言えることばだろう。
一瞬で世界は変わるのだから。
今やれることを精一杯やる。
自分の持てる力を出し切ってチャンスを活かす。
きっと彼女なら挫けずにやり遂げるだろうと思う。

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2023年02月05日

Posted by ブクログ

ウクライナ人でまだ16歳のズラータが母親の英断から、戦況から逃れ、1人で日本へ渡航し生活を始めるまでの日記。
他人事ではなく、明日は我が身という気持ちになった。

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2025年08月12日

Posted by ブクログ

ウクライナから日本に避難してきた女の子の日記。避難はずっと辛いことだらけだと思い込んでいたが、道中に同じ趣味のお友達ができたりとか色々、全部が全部苦しいことではないとゆうことも事実だった。リアルな感じ。でも、この緊張感から解放されてから数ヶ月後に、フラッシュバックされたり等、精神的な打撃が出てきたりもすりから、周りの人のサポートが必要な気もする。

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2024年04月11日

Posted by ブクログ

ウクライナからひとり日本に逃避行してきた16歳の少女ズラータ。日本に来るまでの苦難が綴られている。日本でどうか頑張って欲しい。この本の売り上げの一部は寄付されるらしいので、是非多くの人に手に取って欲しい。

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2023年10月03日

Posted by ブクログ

以前「小さいおうち」という映画を
観たときにも感じたけれど,
戦争というのは,
一般人にとっては,
まさかと思っているうちに
急に巻き込まれてしまうものなのだと思った。

ズラータさんの
16歳とは思えぬ行動力と
16歳らしくてまだまだ子どもだなと
思うところも垣間見られたが,
困難があっても前向きに夢や希望を持って
周りの人に感謝しながら
精一杯生きようとする人に
成長している様子が
日記を通して感じられた。

ウクライナに早く平和が
訪れますように。

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2023年09月05日

Posted by ブクログ

ウクライナから日本に来た16才の女の子ズラータから見た、戦争が始まり変化してゆく生活を描いています。
「何のための、誰のための戦争なんだろう。」
ズラータの言葉が胸に残ります。
 

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2023年04月24日

Posted by ブクログ

明日2月24日でロシアのウクライナ侵攻が始まって一年になる。不毛な戦争がはやく集結することを心より願う…

ウクライナから日本に戦争を逃れてきた16歳の少女ズラータの手記。

ズラータはマンガ好きで絵を描くのが得意。日本語の魅力に取り憑かれ、ほぼ独学で習得したという。

しかし、いくら日本に憧れているからと言って、縁もゆかりもない国に、母親から渡された16万円だけで渡航してくるって…まさしく運命をかけた避難だ。
その行動力に言葉をうしなう。しかも経由地ポーランドのワルシャワでコロナにも罹って足止め喰らって、心何度も折れたことだろう。
その行動力に、言葉をうしなう。

この本は日本に来るまでがメイン。
ズラータの日本の生活や日本で感じたこと、そして祖国のこと、ぜひズラータ自身の日本語で詳しく知りたいと思った。続編を望む。

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2023年02月23日

Posted by ブクログ

コロナ禍でのロシア侵略という絶望的な現実に立ち向かう女子高生(日本でいうところの)。
ほんとどんなウクライナ本よりリアルだった。
ほんと、誰得なのか。早くウクライナに平和が戻ればいいし、ズラータさんは日本でも活躍してほしい。

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2023年02月09日

Posted by ブクログ

「皆さん、明日から戦争になります」
そんなこと言われたら自分ならどうするだろう?

メディアでは悲劇的な惨状ばかり焦点が当たるが、どうしても別世界の出来事のように感じてしまう。

ズラータさんのように将来の保証や安心、安全、当たり前の日常を奪われた人の体験を追体験することこそ、戦争とは何かを実感しやすいかもしれない。

ズラータさんは、母国が戦禍にあっても自分の夢を諦めない。
この戦争の記憶を心に刻むためにも、ズラータさんにはぜひ日本とウクライナの架け橋となってほしい。

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2023年01月09日

Posted by ブクログ

ウクライナから日本に来るまで、16歳の少女は大変な思いをしてきたのだと胸が痛みました。

ほぼ独学で日本語の勉強を3年間続けてきたこと、16歳の女の子を日本に一人で避難させようとお母さんが決断したこと、助けてあげようと思って直ぐに行動にうつる日本人の存在等、心を打たれるエピソードがたくさんありました

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2022年11月09日

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