あらすじ
※電子版は書き下ろしショートストーリー
『二人旅』の特別付録つきです。
「俺は誰かのように側室を作る気はないぞ」
詳細を開花させた令嬢と国を導く将軍。
尊敬はいつしか愛へと形を変えてーー
●あらすじ
度胸と商取引の才覚を武器に、
条件だった賠償金を超える金額を稼ぎ出し、
南部連合国の「特産品販売特使」の地位を得たベルティーヌ。
緋色の布に果物の瓶詰め、香辛料、船にホテル......
次々とアイデアを形にして商売を拡大していった。
その生き様はセシリオの心を動かすのみならず、
帝国の第二王子や皇弟にまで波及し、
彼女を蔑ろにしたサンルアン王国の政変へとつながっていくーー。
新天地で覚醒した令嬢の冒険譚は、さらなる怒涛の展開へ!
ウェブ投稿サイト「小説家になろう!」で
年間ランキング入りの人気作に書き下ろしを加筆して書籍化。
コミックサイト PASHUP!でのコミカライズも決定しています!
●キャラクター紹介
<ベルティーヌ>
島国サンルアンの侯爵令嬢。
敗戦の賠償金の一部として、
敵国の将・セシリオに嫁入りすることに。
本人は気づいていないが、
”錬金術師”と呼ばれる父から
商取引の英才教育を受けていた。
<セシリオ>
南部連合国の代表で、
バラバラだった族長たちをまとめて
戦争で帝国を勝利に導いた猛将。
英雄と称えられる一方、
「戦闘狂」「女好き」「野蛮人」
などと噂されている。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
ベルの常に前向きで明るくそしてしたたかに一歩ずつ夢を目標に実現していく姿にほれぼれしました。思っていたよりもスケ−ルの大きな物語でしたが、おもしろく一気読みしました。ちょっとあっさりしすぎている気もしましたが楽しかったです。ベルとセシリオのラブラブなところとかサンルアン王国の国王交代のところとか、もう少し何かあってもよかったかなぁ…とは思いますが、でもとても満足する作品でした。
侯爵令嬢という身分を捨てて
最初は、王女でもなく、侯爵令嬢なのになぜこの人が利用されるのか?という憤りがありました。読み進めるとその身分を捨てて強く優しく生きる姿に感動しました。その姿が多くの人々を魅了していく。最後は冷静に、利用された意趣返しもして、幸せにたどりつく。それは、どんな状況に陥ってもただ一人、自分を支え続けてくれる侍女がいて、生きていく強さを持ち続けられたから。夢のような世界とラッキーな展開があり、わくわくさせられました。
匿名
爽快
嫌われ王妃は無能な王と、ボンクラ王子と国を追われ、意図せずざまぁ出来ました。
念願のホテルも前倒しで開業出来てて、爽快なハッピーエンド。
面白さは失速
商魂逞しいヒロイン、何から何まで上手く行き、富が富を呼び。
母国王室転覆にまで話が及び、面白い展開ではあるのですが、少々駆け足気味で、雑な感じがしました。
終盤、ヒーローと結婚となりましたが、これも何だか唐突感が。
たまに仄めかしはありましたが、仄めかし不足⁈w
上巻ほど引き込まれず、残念。