あらすじ
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ルラルさんは、おじいさんからもらったつりざおを使ったことがありません。なぜなら、いっしょにつりにいこうと約束したのに、おじいさんさんは病気で入院したまま亡くなってしまったからです。ある日、ルラルさんがそのつりざおを庭でふっていると、仲間の動物たちが集まってきて、魚がよくつれる湖に案内してくれました。仲間たちは次々、魚をつりあげますが、ルラルさんはつれません。あきらめかけたとき……!?
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Posted by ブクログ
ルラルさんがおじいさんにもらった釣り竿。
一緒に釣りに行く約束をしていたけれど、おじいさんは天国へ行ってしまった。
そんな釣り竿を庭でふっていると…。
【ママ評価】★★★★
安定のルラルさんシリーズ4冊目。
だいたいパターンはわかってきたけど毎回新しく楽しく読める。
ルラルさんシリーズの絵本では絶妙に共感できるテーマが描かれている。
今回は「楽しみをとっておく」というテーマだと感じたけど、幼い子どもにはちょっと難しめ。
今楽しいことをやりたい、今美味しいものを食べたい…今を生きる幼い子にはなかなか難しい感情な気がする。
動物の仲間たちとルラルさんのバランスがちょうど良いと改めて感じた。
【息子評価】★★★★★
ストーリーの展開・結末に「いやだ」と言っていた。
息子としてはこの終わり方は嫌だったらしく、泣きそうなほど抗議していた。
初めての反応になんだか成長を感じた。
イヤイヤ期やら赤ちゃん返りやら…最近いろいろ反発したかったり自分の思い通りになってほしいお年頃なのかもしれないけど。
これまで絵本をじっと聞いていることが多かった息子が、「こうなってほしい」という強い自分の意志が持ったことはすごい。
ちゃんとストーリーもわかるようになってきたんだなあ。
その後、ストーリーに不満はあるものの何度も読みたがっていた。
絵本自体は気に入ったらしい。
この絵本をキッカケに魚と釣り竿を工作して、家で初めての釣りを楽しんでみた。
釣りも気に入ったらしい。
良いキッカケをくれた絵本に感謝。
3歳1ヶ月
Posted by ブクログ
『ルラルさんのにわ』シリーズの九冊目ですね。
これは ルラルさんの つりざおです。
つりずきだった おじいさんから もらいました。
そのとき、おじいさんは いっしょに
つりにいく やくそくも してくれました。
ところが、おじいさんは おもい びょうきに
かかり、そのまま てんごくへ たびだってしまいました。
それから ずっと ルラルさんは
このつりざおを つかっていません。
おじいさんと いっしょでないと、このつりざおで
さかなを つりたいと おもえなかったのです。
ルラルさんか にわで つりざおを ふっていると
「こんなところじゃ さかなは つれませんよ。」
にわの なかまが あつまって
「ぼくら、さかなが どっさり つれるところ
しってます。」
「いきましょう。」「いきましょう。」
こうして、にわのみんなで さかなつりに でかけました。
魚釣りは、愉しい一時になります。ルラルさん、一人だけが釣れませんが、最後になにやら、大きい魚がかかったようですが……?
ルラルさんと、にわのみんなの優しい気持ちが一緒になって、爽やかな物語に感動しますね。
いとうひろしさんの、ユーモアたっぷりの絵がほっこりと、悲しい思い出も包み込みます!
ルラルさんシリーズは、ワクワクと、しんみりと、元気いっぱいの、盛りだくさんの素敵なシリーズです。読んだあとに、ふんわりした清々しさを感じますね。
(付録がついていました。いとうひろしさんとルラルさんが肩を組んでいます。にわのなかまたちの紹介もしています。)
(メメさん、『ルラルさんのつりざお』は、しんみりとしますが、にわのなかまたちのおかげで、元気いっぱいになるお話でした。)
Posted by ブクログ
ルラルさんシリーズ最新作。
ルラルさんがおじいさんと一緒じゃないとつりに行きたくなくて庭でつりざおを振る気持ち、また魚を逃したことでまだおじいさんとのつりを楽しめると思った理由、答えが書いていないので子どもたちが想像する余地があって良いなあと思った。