あらすじ
両親が事業の失敗により5000 万円の借金を背負い、家では催促の電話が鳴りやまない。そんな中で高校を中退した著者は、17 歳にしてマグロ漁船員となる。借金返済のため、親の頼みでマグロ漁船に乗せられたのだ。
そこで待っていたのは、休憩もままならない過酷な労働、厳しい上司からのパワハラやいじめ、怪我や命の危険と隣り合わせの毎日……。覚える仕事は山のようにあるが素人にはどれも難しく、できなければしごかれる。地獄のような苦しみを味わいながらも、日本から遠く離れた海の上では逃げたくても逃げられない。
巷では「ヤクザから借金のカタにマグロ漁船に乗せられる」「マグロ漁船員の給料は超高額」と噂されるが、漁船員自らその実態を語ることは少ない。借金返済のためにマグロ漁船に乗るという都市伝説のような話を実際に体験した著者が、その知られざるリアルを語る!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
マグロ漁船に乗っていた著者の体験記です。
リアルで「借金を返すためにマグロ漁船に乗った」という内容です。
一番に思ったのは、「いくらなんでも過酷すぎる!」ということ。
世の中にはこんな仕事があるんだなあ…。
自分には絶対に耐えられないと思う。心から尊敬する。
「借金が返せないならマグロ漁船にぶち込むぞ」
というのはよくあるフレーズだが、素人がいきなり放り込まれて、こなせる仕事ではないだろう。
また反面、給料が安すぎるのも気になった。
超絶ブラック&ガチで命の危険がある職場なのに、なんでこんなに安いの…?
資本主義どうなってんだ。
ただ、単に悲惨なだけの話ではない。
そんな中でも築かれていく人間関係や、職人としての成長といった前向きな面もある。
何というか、人間って本当にたくましいと思った。
総じて、知らない世界を楽しめました。
とても面白かったです。おすすめ。
Posted by ブクログ
両親が事業の失敗により5000 万円の借金を背負い、家では催促の電話が鳴りやまない。そんな中で高校を中退した著者は、17 歳にしてマグロ漁船員となる。借金返済のため、親の頼みでマグロ漁船に乗せられたのだ。
そこで待っていたのは、休憩もままならない過酷な労働、厳しい上司からのパワハラやいじめ、怪我や命の危険と隣り合わせの毎日……。覚える仕事は山のようにあるが素人にはどれも難しく、できなければしごかれる。地獄のような苦しみを味わいながらも、日本から遠く離れた海の上では逃げたくても逃げられない。
巷では「ヤクザから借金のカタにマグロ漁船に乗せられる」「マグロ漁船員の給料は超高額」と噂されるが、漁船員自らその実態を語ることは少ない。借金返済のためにマグロ漁船に乗るという都市伝説のような話を実際に体験した著者が、その知られざるリアルを語る!