両親が事業の失敗により5000 万円の借金を背負い、家では催促の電話が鳴りやまない。そんな中で高校を中退した著者は、17 歳にしてマグロ漁船員となる。借金返済のため、親の頼みでマグロ漁船に乗せられたのだ。
そこで待っていたのは、休憩もままならない過酷な労働、厳しい上司からのパワハラやいじめ、怪我や命の危険と隣り合わせの毎日……。覚える仕事は山のようにあるが素人にはどれも難しく、できなければしごかれる。地獄のような苦しみを味わいながらも、日本から遠く離れた海の上では逃げたくても逃げられない。
巷では「ヤクザから借金のカタにマグロ漁船に乗せられる」「マグロ漁船員の給料は超高額」と噂されるが、漁船員自らその実態を語ることは少ない。借金返済のためにマグロ漁船に乗るという都市伝説のような話を実際に体験した著者が、その知られざるリアルを語る!
Posted by ブクログ 2022年10月03日
物価が違うのか、一攫千金を自分が期待しすぎていたのか、思ったより稼げない印象。(132日間で総額150万/手取り120万)。でも家賃食費込みと考えると貯まりそう。ただ労働基準法が適用されずに、船員法が適用されることを考えると、長時間労働で割りに合わなそう…。仕事内容も危険だし大変そうだが人間関係が何...続きを読む