あらすじ
賢くて凛々しい秋田犬の素顔
全世界で6,550頭(2016年)が犬籍登録されている秋田犬は、(日本の登録数はそのうちの2,628頭)世界的な人気が急増し、それが逆輸入的に日本でも人気が高まっています。
しかし、秋田犬は、非常に利口であると同時に “オオカミに近い犬”とも呼ばれ、しつけが難しい犬種として知られています。
本書は、筆者が秋田犬と暮らした経験を綴ったエッセイであり、これから秋田犬と一緒に暮らしたいと考えている人や秋田犬と暮らしはじめたばかりの人に向けた入門書としても読んでいただける内容です。
(本文より抜粋)
真剣に誠実に粘り強く接すれば、秋田犬は最高の群れ(家族)の一員となることでしょう。
■目次
1.決意
2.躾
3.教育
4.待つ犬
5.意見する犬
6.空気を読む犬
7.さびしんぼう
8.相互理解
9.判断力
10.用心棒
11.相棒
12.円熟
13.家族の肖像
14.感謝
秋田犬と暮らすための八か条
日本天然記念物「秋田犬」の歴史 etc…
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 決意
第2章 躾
第3章 教育
第4章 待つ犬
第5章 意見する犬
第6章 空気を読む犬
第7章 さびしんぼう
第8章 相互理解
第9章 判断力
第10章 用心棒
第11章 相棒
第12章 円熟
第13章 家族の肖像
第14章 感謝
<内容>
篠笛奏者の著者が、純血の秋田犬を飼った11年間を描いたもの。クスッと笑い、確かにとうなずき、そうなんだと驚き、最後に涙する作品となっている。「天鵬(略してテン)」は、理解の深い家族と一緒に過ごして、幸せだったに違いない。
Posted by ブクログ
秋田犬と暮らした11年余りの記録である。日本犬は、自立心が強く、誇りも高いと聞く。秋田犬は多分、その特質が強いと思われる。飼い主の欲目もあるとは思うが、登場する天鵬号は、実に賢く、
律儀な犬だ。飼い主家族も、その愛情に応えるべく、努力を惜しまない。家族の日常を綴った物語は、心温まり、時にニヤリ、ホロリとさせられる。
常々、犬は人間にとって奇跡の動物だし、最高のパートナーだと思っている。この本を通じて、犬への理解も深まり、幸せな犬生を送れるワンコが増えることを、心から望んでいる。
ひとつだけ苦言を呈したいのは、前半に誤植、ミスプリントがやたら目につくこと。丁寧な校正を望みたい。私が読んだのは初版なので、のちに改良されていれば、失礼な指摘かもしれないが。