あらすじ
ボトム(どん底)と呼ばれる丘の上で育った黒人の少女、奔放なスーラと大人しいネル。正反対の性格を持つゆえに、少女たちは固い友情で結ばれた。二人で犯した許されざる罪でさえ、隠し続けられるほどの絆。だが時が経ち、ネルの結婚式の日を迎えると、なぜかスーラは町を去ってしまう。十年後に二人は再会を果たすものの、その友情は……。黒人社会の光と影を、女性たちの成長とともに描く、ノーベル賞作家初期の傑作。
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Posted by ブクログ
フォークナーのヨクナパトーファ・サーガに通じるものを感じた。善悪がテーマであり、スーラがいわゆる悪女のキャラクターである。スーラは背徳、性的放縦、裏切りに生きるけれど、それらを反省して悪だと考えることはせずに、その果てに自分が何かに、誰かに愛されている、誰かとの友情が成り立つと実感できると考えている。いわゆる毒母に育てられると、自己肯定感が低く、愛情に飢えた子に育つ。そうなるに当たっては、社会的に差別された黒人の貧困、野蛮も当然関係しているのだろう。
Posted by ブクログ
何が書いてあるのかさっぱり分からんけど面白い!
でも時々、これは私も考えたことあるけどそのことやろかって分かる所もある
女たちは職を失うのを恐れているだけ
ほんそれ
沈黙が降りた。だが、ネルはその沈黙をみたす義務は感じなかった。
こうなりたいんよ
結局1人で生きてくことはできないんだよね
病気になった時は自分以外の連絡先を書かないといけない
それがなければ他人の手を借りないといけない
今までだって、自分1人で生きてきたと思ってるのよね
返さなければ、自分も1人で死ぬことになるよ、と自分に言い聞かせたい
訳者後書き読んでやっと話の意味が分かった!
こんな難しい話英語で読んで理解してなおかつそれを日本語で翻訳して日本人が理解できるようにするってえぐいな