あらすじ
私の名は進木独行。デビューから5年のホラー系の作家である。これまでに体験した奇妙な出来事を綴ってみた──異色ホラー短編集!
私の名は進木独行。五年以上前に文芸新人賞を受賞して作家デビューした。私の作品はホラー色が強いと言われる。不思議なもので、そのような作品を書いていると現実世界と作品世界がシンクロすることがある。奇妙な話を書く人には、奇妙な出来事が寄ってくるらしい。本書では、私自身がこれまで体験してきた奇妙な出来事を元にして、つらつらと話を綴っている。もちろん見聞きしたことも含まれる。──さて最初は「ざしきわらし」の話。まだ私が会社員だったころ、友人から宿の予約を譲られた。それは、ざしきわらしが棲むことで有名な岩手県二戸の宿のものだった……。
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奇妙な話
著者は周りからタメさんと呼ばれ、自分が奇妙な体験したのを本にしたものです。奇妙な体験以外にも気分が落ち込みそうになります。例えば、タメさんの上司から「あなたの笑った顔が嫌いなんですよ」がありますが、上司もオブラートな言い方はなかったんでしょうか?