あらすじ
■センス、才能、勘に頼らずに成果を出す
これまで10年以上にわたり、多くの優秀なマーケターとプロジェクトをともにし
意見交換を繰り返した経験を持つ
本書の著者、栗原康太さんと黒澤友貴さんによれば
プロジェクトを成功に導くマーケターには
「共通した思考&行動パターン」があるそうです。
■本書は、成果を出しているマーケター思考&行動パターンを
「調査」「戦略」「集客」「提案」「支援」「測定」「組織」の
7つのカテゴリーに分け、
50個の「マーケティング・パターン」として、
実践者のインタビューとともに解説しています。
たとえば、次のようなものです。
◎顧客にインタビューする&アンケート調査をする
◎顧客を観察する
◎選ばれる理由・選ばれない理由を把握する
◎ペルソナを明確にする
◎カスタマージャーニーを描く
◎どこでNo.1になるかを決める
など
もしかしたら、
これらの思考&行動パターンは、人によっては
「当たり前のこと」というものもあるかもしれません。
しかし、
仕事で成果を出すために大切なことは、「目新しさ」ではなく
「成果につながる基本行動の徹底」です。
事実、「成果を出しているマーケター」は
こうした基本行動を徹底しています。
「成果が出ない」と嘆く前に、ぜひ本書をご一読ください。
成果が出せていないマーケターの悩みを解決するための
ヒントとノウハウがいっぱいに詰まった1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
マーケティングの概論を理解している方が読むと、既知の振返りになるとともに、各項目に登場するマーケターが、その理論をどの様に、自社の具体に落とし込んでいるかが分かる。自社の具体に落とし込む上では、限られたリソースの中で、何を採用し何を切り捨てるのかなど、各社の考え方が見れて、その点が参考になる。
Posted by ブクログ
マーケティングの入門書のようなもの。マーケ以外についても触れられて、ビジネスサイドの全体像もよくわかる。セクションごとに実践者インタビューもついていて具体的なアクションのイメージもつきやすい。
〈サマリ〉
第1章 調査:自社のサービス理解
第2章 戦略:MKの戦略的な思考
第3章 集客:広報・発信・コンテンツマーケ
第4章 提案:営業の視点
第5章 支援:CSの視点
第6章 測定:データ運用
第7章 組織:経営・組織マネジメント
◯戦略
まずはペルソナとカスタマージャーニーを考える(ここに時間をかけすぎない)それをもとに、具体的な戦略を考える。KSF、LTVのような指標を意識すると明確なアクションのイメージがつきやすくなる。
◯データ運用について
マーケをやるにあたって、定量的にユーザー行動を正確に把握することは重要だが、データ分析が目的化してはいけない。追う指標を定めてダッシュボードを作成できると、数値の共有が効率化され、改善点も可視化されやすくなるからPDCAサイクルも回しやすくなる。