あらすじ
著者が、長年の経験から工夫を重ね実施してきた、外来診療で安全に使うことができる、複雑性PTSDへの簡易型処理を中核とする治療パッケージを紹介。臨床現場では、トラウマ関連の症例が溢れている。その対応を迫られている精神科医や心理士のためのサイコロジカル・ファーストエイドとしての、このトラウマ処理の手技は、現場のニーズに沿うものである。
手技の様子は、本書に掲載されたQRコードよりアクセスして視聴できる。
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Posted by ブクログ
難しい文章で所々分かりにくかったりもしたが、最終的にはトラウマ処理の方法が図解でわかりやすく説明してあったので良かった。
手動処理は2周間に4〜5回やればオッケーとのことで、私もそのくらいの頻度でさせてもらってます。
もちろん神田橋処方付きで!
これ面白いなあと思ったのが、解離性障害を持つ方へのアプローチというか、治療。
その方法が…こんな風に言うべきではないのかもしれないけど…ちょっとメルヘンちっくで面白い。
ミヒャエル・エンデっぽい想像を勝手にしてました。
患者本人が、安心できる場所に建つ、安心できるお家を想像し、中に住んでいる人たちを呼び出して、みんなに声掛けして、そしてみんなを認めてあげる…。
解離性障害を持った人とお付き合いしたことがあるので、他人事には思えない病気で。
なんだか難しい本ではあったけど、いい勉強になったなあと思います。