あらすじ
この世ならざるものがみえる一凛子教授は…。
時は9月。ねっとりとからみつくような厳しい暑さが続く盆地の京都には、新学期初日を迎えたにもかかわらず朝起きられずにベッドでくだをまく女子大生……のように見えるが実際にはその倍以上生きている年齢不詳女子・一凛子がいた。「一」と書いて「にのまえ」、おともは白くてまんまるな綿飴みたいなわんこ、ビション・フリーゼの「にぬき」。そう、一風変わった凛子さんは京都の大学で民俗学を教えるれっきとした教授なのだ。基本的にズボラでダメ寄りな人間ではあるのだが、彼女にはなんと「この世ならざるものがみえる」という、他の追随を許さぬ特殊能力があるのだった。
さて、その日のろのろとベッドから起きだして、愛犬にぬきの朝の散歩に出かけた凛子さんは、道端でひとりの女性に出会った。いろいろマズイものに憑かれて半死状態の彼女の名は富士宮咲子。あまりに悲惨な状態を見るに見かねて(霊的に)助けて以来、咲子さんは凛子さんの秘書的相棒となるのだが……。
年相応にオトナでしっかり者の咲子さんと、全般的に浮き世離れした凛子さん。両極端ながら、なぜだか気の合う同年代凸凹コンビのもとに、次々と舞い込むオカルトなトラブルとは!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
よいお年なのに、ズボラ女子大生にしか見えない教授。
京都のために、東奔西走しています。
連続短編の中に、小話大量?
拾った相棒(?)は恐ろしく有能でしたが
なのに何故あんな元旦那を拾ってしまう?!
まぁ取り戻せるものは取り戻せたので、よし??
霊をはらう→美味しいものを食べる、がお約束。
いろいろ食べてるのですが、知っているお店もちらり。
どこまでが現実で、どこからが違うのか。
のりが軽いので、怖くもなく、さくっと読めました。
Posted by ブクログ
自分より年上のヒロインはもしかしたら初めてかもしれない…。キャラ文芸とかライトノベルって、大抵若い子が主人公だもんね。
さすが経験値の違いというか言葉に重みがありますね。
Posted by ブクログ
前シリーズの「おばさん探偵ミス・メープル」が好きで、こちらのシリーズも購入しています。
設定がコミカルで、コミック感覚で楽しんでいます。
小学生の頃のワクワク感って、大人になっても残っているものですよね。笑