【感想・ネタバレ】自宅怪談のレビュー

あらすじ

「もう逃げられない!」 自宅に巻き起こった怪異だけを蒐集した究極の超怖い話集。

最も逃げ場のない「自宅での怪談」だけを蒐集。
玄関、廊下、台所、リビング、トイレ、風呂場、洗面所、書斎、子ども部屋、寝室、ベランダ、物置、押し入れ、天井裏、隣室の壁……日常、安息の場、そのすべてが怪異に染まる……

【目次】
玄関
深夜二時四十五分の来訪者/手招き/出られない
リビング
友の挨拶/格安の除霊/例の番組
キッチン
理想の家族/冷蔵庫のにおい
洗面所
代償の鏡/洗濯機の怪─奇談三景─
トイレ
父の名残り/ぺたぺた/トイレの青子さん
風呂場
うなじ/カーテンの向こう側/ひとりかくれんぼ
子ども部屋
あなたは何もわかっていない/七つまでは神のうち
仏間
仏壇荒らし/寝ずの番

嫌いな犬/タスケテ
ベランダ/ロフト
飛び降り事故/可哀想な子ども
押入れ/階段
隙間引き/トントンさん
寝室
こっちをみて/枕返し

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

面白かった!玄関と子ども部屋が色々な意味で特に怖くて良かった。
一話が短くて読みやすいし、オチがしっかりあるしどんでん返しもあるし、色々な怖さを感じられて良かったからもっと流行るべき!!

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2025年03月12日

Posted by ブクログ

文章になっても夜馬裕さんの怪談は、怖い。
少し奇想天外な部分はあるが、身近すぎる自宅を題材にしているからこそ入り込める。

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

あんだけ怪談をYouTubeで聞いているのに、ほとんど怪談が被っていないのが凄い。
怪談師さんって、本当に凄い・・・と、心から思った。
夜馬裕さん、本当に話し方が憎たらしい(褒め言葉)。
その声が聞こえて来るようでした。

0
2023年12月06日

ネタバレ 購入済み

じんわり怖い

創作みたいに謎がはっきり解明されて解決!終わり!とならない話の連続なのである意味リアルだなと思いました。霊も怖いけど何かを隠しているような疚しいことがありそうな人も怖くて逆に面白いです、ただそんな人たちとはあまり関わりたくないです

#怖い #ドロドロ #ダーク

0
2023年09月15日

Posted by ブクログ

自宅で起きる怪談集。

夜中に訪問者に応じてはいけないという教えを破り、存在するはずもない家族を失った気持ちにさせられていること。

同棲して家の冷蔵庫が異様に臭うことに我慢できずに彼氏の過去を知る人から話を聞いてわかった彼氏の過去の動物殺し。

自宅に帰ると見慣れないDVDがあり、人形とひとりかくれんぼをすることになり、逃げ隠れしているときにクローゼットで見つかった隣人の死体。

息子がかつていじめて自殺に追い込んだ同級生の霊を息子の子供部屋に閉じ込めて封印していること。

怪談といっても、人の欲とかエゴのような不気味なものを感じて怖かった。
1人の時とか、夜に読むと怖かった。

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2025年05月29日

Posted by ブクログ

呪いのビデオを観たのでも肝試しに行ったのでもない、ただ自分がくつろぐ家でおこる怖いあれこれ。自宅というリアルなシチュエーションだからこそより怖さを実感しました。
玄関にはじまり、浴室や寝室など、逃げ場無しですね。何話かあれ…これ怪談??というエピソードもありましたがだいたいは怖い楽しさを満喫できました。

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2023年08月13日

購入済み

さすが夜馬裕さん

さすがとしか言いようがありません。怖がりですが怪談が大好きで多くの怪談師さんの中で夜馬裕さんの怪談の話し方が1番好きです。そんな話がめちゃくちゃ詰まってました!自宅っていうと安心できる場所なはずなのに心霊体験が起きる場所ってなると恐怖しかないですもんね。

#怖い

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2023年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

仕事を終え、くたくたになって帰宅する自宅。家に帰るだけでなんとなく安心し、身も心も安らげるそんな場所である家に怪異がいつの間にか居座ってしまったら。安心だったはずのその場所はたちまち貴方を脅かすだけの存在と成り果てるのだった。

***

比較的最近に出た怪談集。自宅怪談というタイトルだけあって語り手達が今も住んでいる、あるいは過去に住んでいた家で起った怪奇現象や、恐怖体験のみを集めた怪談集である。物件モノのホラーに目がない私にとって垂涎の的となる作品である。 そのため、意気揚々と読み進めていったのだが、登場人物の多くが何かしら人間性に関わる問題を抱えていて気持ちが悪く、読み進めるのに苦労してしまった。 私は怪談を読んだ後の感想として、気味が悪かった、という言葉をよく使うが、これは気味が悪いというより本当に気持ちが悪い。怪談なので、当然怪奇現象によって変質してしまった語り手もいるのだが、それ以前の問題の人間が多く出てきてその登場人物たちに嫌悪感がぬぐえない。人にはいろいろな価値観や人間が存在し、それを互いに認め合って生きていこう!という風潮に最近はなってきているが、その風潮をもってしてもその道徳観と倫理観変じゃね?はっきり言ってしまえばドン引きした登場人物たちが出てきた。話が怖いは怖いのだけれど、登場人物の悪が強すぎて胸焼けする方が気だった。後味悪い系の怪談は結構読んできたが、怪談集全体にその雰囲気があるというのは珍しいんじゃないだろうか?また、そうじゃない登場人物たちも怪奇現象によって自身がおかしくなってしまった、あるいは家族をおかしくされてしまった人たちばかりでかなり不憫。全くほとんど救いがなく、普通の状態で現在を生きている人は本当に一握りだけだった。

様々な人間の思惑たちが混ざり合い、ドロドロしてて、読んでいて頭の先まで泥にどっぷりつかっている気分になる一冊であった。これは本当に読んでみないとわかってもらえない気持ちの悪さである。でも、なぜかやめられず最後まで読み切ってしまった。 これは実話怪談とのことだが、本当にこの日本各地で恐ろしいことが起こっているなんて信じがたいし、信じたくないというのが本音。幽霊もそうだが、こんなヤバイ人たちが実際にいるかもしれないと思うと鳥肌が立ってしまう。 いろいろ怖く、気持ち悪い話はあったが、一番怖いと感じた話は「枕返し」。気持ちの悪いと思った作品はたくさんあるが、あえてあげるなら「あなたは何もわかっていない」前者は人間の恐ろしさと幽霊の怖さが見事に融合した話。後者は人間の身勝手さに吐き気を催す話だった。後者はあまりの内容に不謹慎だが、語り手達になんか酷いこと起きないかなぁとか思ったりした。 あと、動物虐待に関する話が一話あったので要注意。(もう一話動物に関する話があるのだが、今までの流れを考えると多分動物に何かいい出来事がありそうもなかったので、申し訳ないが読み飛ばした) なんというか、本当に胸くそ悪い、後味悪い、理不尽の応酬だったのでこれから読む人は覚悟がいるかも。

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2022年09月22日

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