【感想・ネタバレ】部下のやる気はいらない 「一歩踏み出す」からはじめるコーチングのレビュー

あらすじ

■やる気のない部下を嘆くマネジャー
「部下のやる気がなくて困っている」、このような悩みがマネジャーから多く寄せられる。
実際、本来やる気が高いはずの若手社員のワークエンゲージメントが低く、マネジャーはこの現状を不満に思い、やる気のない若手を嘆いているケースは多く見られる。
ただ、脳科学の世界では「何かに取り組んだり行動したりするのにやる気は必要ない」と言われている。人間の「やる気」は、脳内で分泌される神経伝達物質・ドーパミンによって引き起こされるのだが、それは実際に行動を起こさなければ分泌されないのだ。

■やる気に左右されず部下が成果を上げるコーチングメソッド
本書で紹介するのは、脳科学で言うところの「実際に行動を起こす」を促すための方法。「やる気<一歩踏み出す」のコーチングメソッドである。
やる気より大切なのはまず一歩踏み出し、行動すること。そしてその一歩を振り返り、内省し、次の一歩を設定する。そのサイクルを伴走することで、部下は徐々に業務へ熱中していくようになる。結果として、やる気に依存しないこのコーチングメソッドは、部下の業務へのマインドを向上させ、成果を創出することができる。

【目次】
序章 コーチングに関する誤解
第1部 コーチングレディ(一歩前に踏み出し行動を起こせる状態になる)
第1章 やらない理由はあるか?
第2章 コーチングレディSTEP1 信頼関係を構築する
第3章 コーチングレディSTEP2 自分が今いる環境や自身の強み弱みを言語化する
第4章 コーチングレディSTEP3 真に達成したい目標から行動計画を策定する
第5章 一歩踏み出す時に意識すべきこと
第2部 経験学習サイクル(経験から学び、自立自走したビジネスパーソンになる)
第6章 経験学習サイクルとは
第7章 あなたの成功体験は?失敗体験は?(振り返りの壁)
第8章 経験から得た教訓は? その教訓を次にどう活かす?(教訓の壁)
第9章 経験を次の機会にどのように活かす?(応用の壁)

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Posted by ブクログ

すごく良いことが書いてあり、
後輩社員の育成に際しても、参考になる部分が多々あって、学びに繋がった。

…が、全体的に書籍としての完成度が
高くない(低いわけではない)気がする。

体系化の切り口とか、表現の一貫性とか…。
大勢に影響しないので、気にしない人の方が多いと思うが、気になる人は気になると思う。

0
2022年10月03日

Posted by ブクログ

まず、タイトルに惹かれて購入。部下だけで無く、自分のやる気さえ無くてもよいのでは?と、期待してしまった。やる気がない時の自分も使いこなしたい、と思ったので、2023年最初に読んだ。
結局、行動のきっかけが大切と言うことで、特に新しいことが書かれていた訳ではなかった。けれども、目標設定のプロセスなど、改めて目にすることができた。今年の仕事の計画に応用したい。
例に挙げられたのが営業の仕事がほとんどだったのが残念。まあ、こう言う本は大抵そうだけどね。

0
2023年01月01日

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