あらすじ
発表のたびに大反響を呼んだ鬼才・冬虫カイコの傑作短編作品が待望の単行本化!!!
田舎の閉塞感や息苦しさを描き話題となった「帰郷」をはじめ、女友達との嫉妬と友情、"かわいい"という言葉への拒否感など、誰しも一度は抱えたことのある心の痛みや苦味を鮮烈に描いた珠玉の短編6作品で織りなされる初商業作品集!!
完全新作短編「刺青」に加え、「帰郷」のエピローグを描き下ろしで収録した200ページ超えの大ボリュームでお届け!
<収録作品>
■帰郷
■美術部のふたり
■きずあとに花
■刺青
電子版限定特典としてイラスト付き!
感情タグBEST3
しんみり
作者Twitterで公開していた話が多い。きずあとに花1、2、3話は続き物ではなく、それぞれが異なる登場人物のエピソードなので注意。
ふたりの色目、最高に癒される。大好き。
Posted by ブクログ
Twitterで「ふたりの色目」が流れてきて、あ、これは手元に置いておきたいと思った作品。
「かわいい(かはゆし)」は今でいう可愛いではなく、「かわいそう」の意味合いを持つ。
「かわいい」を連発する教え子たちに、なんとなく共感出来ない古典の先生と、「かわいい」の塊のような女子高生、紫苑の出会い。
古典的な配色を知ることから、世界が広がっていく紫苑が、ただただ「かわいい」。
学ぶって、そういうことだよなーと、頷く。
紫苑に出会うことで、「かわいい」のコンプレックスを呑みくだせた先生も、素敵だ。
他人を受け容れることで、自分が救われることって今なら分かる気がする。
どの作品も、女の子の生きづらさみたいなものが上手く描かれていて、面白い。
決められていないように見せかけて、決められていることが、どこかでボロボロ崩れていけばいいのに。