あらすじ
池松壮亮主演の同名映画、原作本。
日本有数の人気ジャズ・ピアニスト・南博が綴る、
爆笑と感動が連続する修業時代の青春回想記。
真面目なクラシックピアノ志望の青年は、
ある日ふと聴いたジャズに魅せられ、人生が一変する。
小岩のキャバレー、六本木のバー、
そして銀座の超高級クラブでのピアニスト生活。
ボスであるバンマスは海千山千のギャンブラー、
ママやホステスは危険な香りを振りまく夜の蝶、
そしてお客は怪しげなバブル紳士や、
「さる組織」の親分に幹部たち……。
欲望と札束が飛び交う夜の銀座で、
青年は四苦八苦しながら人生を学んでゆく。
そして銀座に別れを告げて、
あこがれのアメリカへのジャズ留学を決意するのだった----
大人気俳優・池松壮亮主演で映像化された同名映画の原作本!
各界から絶賛されて、好評発売中!!
(底本 2022年9月発売作品)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
まあ南の大人の男にモテるのなんのって。 そこそこダルい呑気者のお調子者の部分もありながら、先生の教示に感動する青年部分もあり、上手く誤魔化す小賢しさもあり、でも結局、内側に隠している尖ったプライドとその反対側にある純粋さが偉いさんには見えてるんでしょうね。 そんなわけで無事なんとかアメリカ留学まで行きつき、銀座の皆さんに感謝するところまで行きつきました。 一番笑ったのはバンマス曽根さんに詰め詰めに詰められる所の書き口で、そういう点では南博のノンシャラントな文章は魅力的でもあります。 続刊にも手を出すかな。
Posted by ブクログ
シン仮面ライダー観に行った時の予告編で池松が主演だみたいにやってたのきっかけで読んでみた。
20代の青春。80年代。
著者は夢破れず、今もピアニストとして生きている。。自分の仕事、自分の居場所を失わずに済んだみたいな。
自分は著者よりだいぶ若いけど、あの時にああしとけば?とかそんな過去について思わされた感じ。あと80年代ノスタルジーがいい感じ。
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映画は低予算ゆえか衣装やセットなどから80年代ノスタルジーを排除して青春の希望と焦燥に焦点を合わせた感じで、最期はその辺の辻褄合わせか幻想シーンに突入。いまいちだった。
Posted by ブクログ
南博は非常に美しい音色を奏でるジャズピアニストだが、その美しさは美辞麗句や綺麗事などではなく、バブルの銀座での生活で人間社会の汚さを体験した上で濾過された美しさであることを感じた。バブル期の空気を感じる読み物としても秀逸。
Posted by ブクログ
先日公開された同名映画の原作本で、ジャズピアニストである著者が銀座で高級クラブの雇われピアニストをしていた下積み時代を綴った回顧録。癖の強いバンマスや歌い手を相手に社会の厳しさを学ぶ様子は身につまされるし、ピンチを持ち前の機転で上手く乗り切る様子は痛快である。同世代の人間が決して手に出来ない高給を受け取れる一方、自分の人生はこれで良いのかと思い悩む南青年の姿もまた身につまされる。本書と地続きとなる渡米編もあるらしいが、こちらは入手するのが難しそう。店の重鎮・ジョージさんにまつわるエピソードが興味深かった。