【感想・ネタバレ】落語刑事サダキチ 神楽坂の赤犬のレビュー

あらすじ

胸には警察手帳、手には高座扇!? 噺家に憧れ弟子入り志願までした過去を持つ平林定吉も、いまや神楽坂署のベテラン刑事。落語界の隠れた名探偵・八代目林家正蔵、食欲と腕っ節なら自信ありの新人刑事・三崎優子とともに、街の事件を解決する。パワフルで懐かしい昭和五〇年代の東京を舞台に、落語愛あふれる警察小説が誕生。〈解説〉谷原秋桜子

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

大好きな、落語ミステリ。
紅梅亭シリーズや高座のホームズシリーズと地続きなのも楽しい。
というか、そちらに出てきている刑事平林定吉を主人公に据えているものの、解決は八代目正蔵師匠なので、同じシリーズのような空気感があって安心して読むことができる。
その上、刑事の視点からの事件だし、新人刑事も落語が大好きということで、さらに楽しくなっている。
1編目、放免祝いでの「武勇伝」の顛末には笑ってしまった。ちょっと自業自得の面があるだけにw
続く2遍もお見事。ちょっと、あれ?と思ったようなところが伏線になっていたりして、あれか!となるのがいい。膝をぽんと打つみたいな。
あとがきによると、新シリーズとのことで、続編も大いに期待。

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2022年09月03日

Posted by ブクログ

2025/02/17
ストーリーの雰囲気は全体的にシリアスさは無く、とっつきやすく読みやすい。
落語が好きな刑事っていうのが物珍しさがあり、ホームズ役が噺家というのもキャラが立っていると感じた。
事件の解決談の説明もわかりやすく、後から読み返せば、謎解きのヒントがちゃんと見つけられるので、ミステリー初心者の私でも楽しめた。
ストーリーはモチーフになっている落語の噺があり、作中には落語の用語や幾つかの噺が登場し、ちゃんと軽い解説があるので、落語を読んでみようという気持ちに自然とさせられた。
全体的に読みやすい文章とストーリー。難解すぎないところが楽しみやすいと感じた。

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2025年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

愛川晶の落語の世界、おなじみの稲荷町正蔵師匠が
落語家弟子暦一日の刑事の知恵袋
別シリーズの馬八師匠等懐かしい世界で事件が・・・

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2024年08月02日

Posted by ブクログ

読むか、読むまいか、迷ったけど読んだ一冊。
落語は少しは好きだし、ちょっと昭和末期の雰囲気に浸りたい気分でもあった。

落語好きが高じて、弟子入りまでしようとした過去を持つ刑事平林定吉と、新人刑事三崎優子とのバディもの。
キャラの立った二人だが、謎を解くのは黒門町の師匠、八代目林家正蔵。
え? じゃあサダキチさんや優子さんの存在は…と思えてしまうところが、ちょっとどうかと思ったのだ。

たしかに、インベーダーゲームとか、シンナー少年とか、昭和末期の話題は出てくるんだけれど、何か取ってつけた感がぬぐえない。
なぜなんだろうねえ。

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2023年07月10日

Posted by ブクログ

面白い。
八代目林家正三師匠が落語好きの刑事が持ち込む謎を
謎解きしてくれる話。名探偵ぶりが良い。
元々あるシリーズを警察官メインで新たに新シリーズとして立ち上げたもの。
二人の警察官も良いなあ。落語家目指してたベテランと
美人だけど金太郎みたいな髪型のせいで女性扱いされず
性格もあって刑事の仲間の中で面倒扱いになってる女性。
こういうミステリ読むと毎回落語聞きたくなるけどなかなか手が出ない。今度こそ聞いて見ようかなあ。

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2023年06月24日

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