【感想・ネタバレ】「本当の自分」はどこにいる 自分探しの心理学のレビュー

あらすじ

豊かな社会に生きる日本人は、ただがむしゃらに上昇を求めた経済成長期の日本人とはメンタリティが本質的に違っている。現代に求められているのは、「自己実現」、もっとわかりやすく言えば「夢の実現」である。「自分を生き生きさせてくれる仕事」や「心理的に納得できる生活」を目指して、人々の心は、不確かな道をさ迷っている。経済成長期のように、皆が「上へ!」という共通の価値観を持っていた時代は、コミュニケーションも成立しやすかった。しかし、皆が皆、放射状に歩いていっているような観さえある現代においては、コミュニケーション環境が崩壊してしまった。「自分のことが相手に伝わらない」のだ。このことが、「生きにくい現代」という命題の基本だと著者は言う。そして、それを「自分探し症候群」と名づけ、そこからの脱却のための迷路の出口をわかりやすく指し示してゆく。「自分らしさ」に生き惑う現代人にとっての必読の心理学である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

クヨクヨするのも本当の自分。
自分探しの果てに、すごい才能が見つかるわけでもない。

自分の弱点を認めれば、長所にも気付くことができる。
そうすれば周囲にも貢献できる人になる。

人前で難なく話すことが出来る人がいる一方で、難なく文章を書ける人もいる。
自分では当たり前のことなのに、周りからすごいと思われていることだってある。

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2011年01月30日

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