【感想・ネタバレ】新装改訂版 いじめに負けない心理学 いじめられずに生きるために気づくべきことのレビュー

あらすじ

「いじめ」は、なぜ起こるのか? 「いじめる人」は、なぜいじめるのか? 「いじめられる人」は、なぜいじめられるのか? その真因は単純ではない。国というレベルから考えてゆかないと、解決不能な難しい問題である。しかし、せめて、手の届く範囲で出来ることはないのか? それを考えたのが本書の内容である。「まずは、親が変わることだ」と、著者は言う。親が、「いじめる子の親」「いじめられる子の親」のままでいるかぎり、現実は何も変えられない。いじめる子をいじめない子にする。いじめられる子をいじめられない子にする。そういうアクションが、いじめ対策の始まりであることを説きながら、とにかく個人レベルで出来ることを提案してゆく。本書は、数年前に発刊された同名著書の新装改訂版である。今現在の情勢にあわせ、100ページ近くの大幅な加筆を行なった。子を持つ親として、読んでおきたい著者渾身の作である。

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Posted by ブクログ

いじめられる側の人には育った環境、人間関係などにより、いじめられやすいいくつかの理由があることがわかる。
意思を強く持てないのは、不信による対立の中で育った人は、成長しても対立が怖いからだそうだ。
自分に不利なことを言われても言い返せないのは辛い。
加害恐怖という言葉を、ここで初めて知った。
相手のためにやったことでも、その後、不満や憎しみを抱いたら、それは優しさとは違い、加害恐怖なのだそうだ。
親は子どもが自分を肯定して生きていけるように育てなければいけないと思う。

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2014年10月21日

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