あらすじ
広島県で98歳の父と二人で暮らす89歳の母が認知症と診断されて4年半。お漏らしをしても知らん顔で、指摘すると「私はおらん方がええんじゃろ!」と逆ギレする。あの優しくユーモアに溢れた母はどこへ行ってしまったのか。心が揺れる娘をよそに、父はあるがままを受け容れるが、母が脳梗塞に倒れ事態は急変する。東京で働く一人娘が記録した老老介護の切実な現実と、温かく優しい家族の絆。(解説・村井理子)
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Posted by ブクログ
著者のお父さんのお母さんにかける言葉が愛があって優しくてとても素敵でした。
「年寄りにとって『社会参加』というのは社会に甘えること
なんじゃのう」
そのように考えたことがなかったので、少しびっくりしましたが、私たちが一人前になる以前に社会を築いてきた人生の先輩が今度は甘える側になって社会参加するというのは納得がいく考え方でした。