あらすじ
バーテンダーの葛城千歳は、年下の男、秋津和馬に口説かれて困っていた。母親の恋人に性的虐待を受けていた過去をもつ千歳は、誰かを好きだと感じることができないのだ。どうにか和馬をかわしていた千歳だったが、母親の借金の肩代わりを強要されていたところを和馬に助けられ「俺の女になってもらう」と言われてしまう。和馬がヤクザの幹部だとわかり、諦めて抱かれた千歳は、初めての快楽を感じて戸惑うが……。
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Posted by ブクログ
バーテンダーの葛城千歳は、幼い頃に母親の恋人に性的虐待を受けてから、誰かを好きになることも、誰かと必要以上に距離を縮めることもできずにいた。
そんな千歳目当てで店に通い続ける男が一人。
年下の男・秋津和馬だった。
彼は、見た目には普通のいい男だったが、彼と同じタイミングで入ってくるもう一人の男が、彼がそうではないことを現していた。
そんな千歳はある日、母親の借金の肩代わりをヤクザから強要されてしまう。
どれだけ「自分には関係ない」と口にしても、相手はヤクザ。そんな言い分が通用するはずもなかった。
そこに和馬が通りかかり、助けてもらう。
しかしその代償は、「千歳の体」。
断るすべもない千歳はいやいやながらもその条件を飲むが、和馬に抱かれると今まで不感症ようだった千歳の身体が初めて反応し、快感を覚えてしまう。
そんな自分に戸惑う千歳だが、ある日、和馬に結婚話が出ているという噂を聞き、また女性から電話がかかっているのを聞いてしまい、千歳はショックを受ける。
そして、自分の本当の気持ちに気がついてしまう。
という話でした。
人を寄せ付けなかった千歳の心の中に、和馬が入っていって。
千歳がそうと気づいた時にはもう追い出せなくなっていた……という感じ。
割とベタですね。
傷ついた受けの心に攻めが入っていって、最後はハッピーエンドでした。