あらすじ
あなたは将来への不安を抱いていたり、過去への後悔の念に悩まされたりしていませんか? それは「いま」が充実していない証拠です。いま愉しくない人が、これから愉しい人生は送れないでしょう。「いま」はいつかのためにあるのではないのです。だからこそ私たちは、与えられたこの現在を充実させなければなりません。そうすれば、おのずと人生も開けていくのです。本書は、現実の人生、いまの自分を肯定する考え方から、自分に誇りを持って強く生き抜く方法、また、自分の壁を破って新しい自分を見つける術、大切にしたい人間同士の温かな交流まで、「いま」を愉しむための100の発想法をアドバイス! 「時間を気にしないのが最高の時間の使い方」「むだ話こそが人生の醍醐味である」「ときどき人生イヤになるくらいでいい」「中高年だからこそできる冒険もある」など、あなたの毎日を輝かせるヒント集です。現代を生きるすべての人に贈りたい一冊!
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Posted by ブクログ
今を生きることを知りたくて読書。
今を生きるための考え方や習慣などの話よりも当時の世相を評論する内容が多い。しかし、これはこれで面白い。
99年は就職活動をしていた頃だが、当時の日本は、国家も個人も今よりも自信を失って元氣がなかったのかもしれない。
失業や自殺は社会問題になっていたが、格差や嫌韓、反中なんてなかった。今とは違う側面で暗かった。
日本人は当時と比べて進化したのだろうか。多少、まともな国になった感はある。
いや、果たして人間として成熟して、どんな生き方が自分にとって幸せを感じられるのかと考える時代になっているのだろうかを考えた。
今を生きる。今、この瞬間、瞬間に全力で取り組むことと、たまに少し先を考えてみるバランスが大切かと。
『荘子』の「不将不迎」=「過去をくよくよ考えたり、将来のことを思い煩ったりしないで生きる」
もっと精神を図太くして「まっいいっか」くらいで考えるようにしたい。
読書時間:約50分