【感想・ネタバレ】図解と写真でわかる 教養が身につく! 日本の鉄道150年史のレビュー

あらすじ

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2022年は「鉄道開業150年」。鉄道開業から戦前の国鉄黄金時代、戦後復興の立役者としての鉄道、そしてブルートレインと特急こだま号、新幹線の登場、国鉄民営化と現代の鉄道の一つのかたちなどを年代を追って、写真や図表を交えて解説。鉄道史のこぼれ話的なネタも折りこみ、正史に迫る。「江戸末期、模型蒸機に乗った大名がいた」「日本最初の鉄道は埋立て地を走った」など、、「へえ~」「そうなのか!」と読者を感心させる「良質な鉄道史」。

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Posted by ブクログ

今年は、1872年に新橋〜横浜間の鉄道開業150周年。




各地で様々なイベントを開催している。




ニュース番組のインタビューでおなじみの新橋駅SL広場では、「鉄道フェスタ」を開催している。





駅弁やグッズを発売していて、多くの人でにぎわっている。




150年を迎えるまで山あり谷ありの連続だった。




そんな歴史を図解と写真を見ながら振り返ることができるのが今回の本。




今では考えられないのが鉄道員気質。「お客様は神様」なんて言う時代とは違い、開業当時の駅長は元武士階級の士族が就任することがあった。




駅員だけでなく乗客も平身低頭だったそうだ。そういう環境だったので、駅員も偉そうにしていて、不慣れな乗客を叱るなど横柄な態度がよく見られた。




こういう姿勢はイヤだが、今の「お客様は神様」で、駅員に対して暴言を吐いたり暴力を振るう輩がいるのもイヤだな。




開業当時はどのように発車を告げていたのか。それ太鼓だった。




この当時、時計を持っている日本人が少なく、発車時刻になれるまでに時間がかかった。





女性専用車両が導入された時に話題になったが、明治時代から存在していた。




どうして女性専用車両かというと、おさわり大好き人間の存在が関係していた。




学習院に通う女学生が身体を触られる被害があり、当時の学習院院長の乃木希典(のぎまれすけ)は、女学生の父兄からの相談を受け、鉄道員に依頼して1912年1月に「婦人専用車」が中央線導入された。




いつの時代も困ったちゃんがいたものだ。




鉄道にまつわる様々な話題が載っていて興味深いなあ。

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2022年12月18日

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