【感想・ネタバレ】すらすら読める今昔物語集のレビュー

あらすじ

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選りすぐりの元気の出る話!――自分の生命(いのち)は自分の知力と胆力で守る。最も原初的な真理を思い起こさせる、かずかずの「今は昔」の物語。総ルビつき原文、著者オリジナル現代語訳つき。

●今をさかのぼること900年前に生きた人々から、たくましく生きる力を吸収しようというのがこの本の目的なのだ。生きるか死ぬかの瀬戸際で知恵と勇気を振り絞って生きのびていく話、苦しみあがいているうちに光明を見出す話、日常のしくじりを好転させる話、降りかかった災難を弁舌や夫婦の力で払いのけていく話などを読むと、不思議に癒され、生きる力がわいてくる。(本文より)

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Posted by ブクログ

とにかく、山口仲美先生のセレクションがいい。今昔1040話から、とびきりおもしろいものばかりが選ばれている。今昔の中ではかなりの「長編」である、「不被知人女盗人語」の解説がすばらしい。ホラー・ファンタジーマニアとしては、「近江国安義橋鬼噉人語」あたりも欲しいところだが。学校の図書室で中高生に薦めても”おもしろいっ!”と喜んでもらえる、「すらすら読める~」シリーズ中の傑作。

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2013年10月13日

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