あらすじ
「あの家のこの部屋は……密室、だったんです」
持ち主が悲惨な死を遂げ、今では廃屋同然の別荘〈星月荘〉。
訪れた四人の若者を襲った凄まじい殺人事件の真相は?
表題作「人間じゃない――B〇四号室の患者――」ほか、
『人形館の殺人』の後日譚「赤いマント」、
『どんどん橋、落ちた』の番外編「洗礼」など、
自作とさまざまにリンクする五編に加えて、
『7人の名探偵』の「仮題・ぬえの密室」を完全収録。
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Posted by ブクログ
短編集。これはこれで面白かったのだが、せっかくなら綾辻作品を全て読んでから読みたかったかも知れない。お恥ずかしながら、まだ全作品読破できていないもので、また時間はかかるが、全作品を集めて全部読んでから、また再読したいと思う。個人的には「人間じゃない――B〇四号室の患者――」が面白かった。『フリークス』が好きだったせいもあるかもしれないが。
Posted by ブクログ
『評価は分かれているようだけど…他の作品が読みたい!』
恥ずかしながら、綾辻さん初読み作品。
5編の短編ミステリー・ホラー作品とオールスターが一堂に会する「仮題・ぬえの密室」を収録した完全版。
他の作品を読んだ後のほうが、もっと楽しめたかと思うと…
Posted by ブクログ
まあまあ。
読んだことないかなと思ってたけど、読んだことがあるものばかりだった。ただ、細かいところは忘れていたので新鮮に楽しんだ。
「赤いマント」
簡単な話だけど、ミステリーとしてはきっちりしててすごい。ホラーテイストなのも良い。色ばかりに気を取られるが、匂いか。なるほど。
「崩壊の前日」
雰囲気。スピン元をよく知らないのが残念。
「洗礼」
読んだことあるやつ。読みながら思い出すのに、地震が関係してて…くらいしか思い出せなかったし、哀悼的な話のも忘れてた。
「蒼白い女」
なんか知ってた気がする。ホラーオチ。
「人間じゃない-B○四号室の患者-」
こんなオチかよ。いやまあ人間じゃないのをありきにするとそうだね。
「仮題・ぬえの密室」
麻耶さんの扱いに笑う。作家同士の関係性が楽しいが、名探偵アンソロの綾辻さんを期待したらこれなのはちょっと残念。