【感想・ネタバレ】70代からの元気力のレビュー

あらすじ

◎「70代の人生」を、ハツラツと充実させる本人生100年時代と考えれば、60代後半以降なんてまだまだ若造!?とはいえ、「自分の人生も、あと何年?」とふと不安になることもあるでしょう。本書は、そんな心配を吹き飛ばす具体的ノウハウが満載!・「健康数値が悪い人」のほうが、じつは長生き?・70歳過ぎたら「肉食男子・肉食女子」になる・70代から「ぐっすり深く眠る」法・「団塊の世代が元気」になれば「日本も元気」になる食事や運動、睡眠といった生活習慣から夫婦関係や心のケアまで、「これからの25年」を楽しく生きるヒントが盛りだくさん。高齢者専門の精神科医として活躍する著者が、わかりやすくアドバイス!

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Posted by ブクログ

本書を読んで最初に感じたのは、「自分はかなり実践できている側だが、同時に見過ごしているポイントもはっきりある」ということでした。

68歳の現在、朝ラン・朝ジムで光を浴びて体を動かし、読書と感想文で頭を使い、キーボード演奏で感情と指先を動かし、意識して肉を食べている。これらは本書が繰り返し説く、セロトニンを軸にした“元気の土台”そのものです。「年齢を気にしない」「遊び半分で続ける」「外に出る」という姿勢も、すでに生活に組み込まれています。

一方で、本書を通して自分にまだ足りていないと感じた点も明確でした。

第一に、「人との刺激」がまだ少ないことです。本書は、前頭葉の老化を防ぐには変化と刺激が不可欠だと繰り返します。読書や感想文は優れたアウトプットですが、会話や外食、人との偶発的なやりとりは、別種の刺激をもたらします。夫婦二人、あるいは一人で完結しがちな日常に、意識的に他者を交える余地はまだあると感じました。

第二に、「心の休養」を軽視しがちな点です。運動や習慣は十分でも、それが“義務”に近づくと、心が先に疲れる。本書が言う「疲れているのは心か身体か」という問いは、これからの自分にとって重要になります。何もしない日、予定のない日をあえて作ることも、元気力の一部なのだと感じました。

第三に、「動物や思い通りにならない存在との関わり」です。効率や自己管理が行き届いた生活ほど、予測不能な存在がもたらす刺激は不足しがちです。この視点は、これまであまり意識してこなかった部分でした。

本書を通して見えてきたのは、自分は「個人で完結する元気力」は高いが、「関係性の中で生まれる元気力」は伸び代があるという事実です。
70代に向けて必要なのは、新しい努力よりも、行動の向きを少し外へ開くこと。その小さな調整こそが、これからの10年を左右するのだと感じました。

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2026年01月23日

Posted by ブクログ

身体的に健康で長生きできたとしても、心の健康こそが大切ではないかということを気づかせてくれる本。身体の健康保持のためにあれやこれやと制約をかけて、心に楽しみや希望を失ってしまっては元も子もない。定年後の残り少ない(長いと考える人もいるだろうが)人生、やりたいことをやって、食べたいものを食べて、毎日が充実していたら、悔いなく死を迎えられるような気がしてきた。

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2022年10月03日

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