あらすじ
■米軍をはじめとする世界各国の軍隊、そして、
シリコンバレーのIT企業をはじめとする世界の先端企業で採用されている世界最速の戦略ツール
「OODAループ」をビジネスの現場に導入・応用するための初めての入門書です
日本型組織が陥りがちの12の症状を取り上げ
解決策としてOODAループによる組織の成功原則を紹介します
■「OODAループ」を導入すれば
意思決定のスピードと生産性が一気に上がる!
OODAループは次のような問題を抱えている組織を「すぐ決まる組織」「自ら考える組織」に変えます!
・経営幹部から末端の社員にいたるまで、他社の模倣や前例の踏襲しか頭にない
・計画作成、書類作成、決裁などに時間がかかって肝心の仕事に取り組めない
・社内会議や資料作成など、社内向けの仕事に忙殺されている
・社内は身勝手な社員と指示待ち族ばかりになっている
など
もし、ご自分の会社がこのうちのどれか1つでも当てはまるようでしたら、
ぜひ本書をご一読ください
きっとOODAループが問題を解決してくれます
■本書の内容
・はじめに ―想定外の世界をOODAループで乗り切る
・第1章 想定外の事態に威力を発揮するOODAループ
・第2章 「世界観・VSA」を全員で共有することで、組織は大きく飛躍する
・第3章 「自ら考える」モチベーションの高い組織を作る「人事制度:GDPR」
・第4章 組織の生産性を劇的に上げる付加価値ベンチマーキング「PMQIR」
・第5章 日本型組織の12の症状、OODAループによる組織の成功原則
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
PDCAにかわって、OODAループ(ウーダループといいます)手法を最近よく見かけるようになりました。
本書は、そのOODAループの解説書です。
PDCA 計画が完璧、想定外のことがおきない ⇒ならば PDCA
OODA 何が起きるかわからない、想定外のことが起きても対応ができる
この違いです。PDCAの前提は、計画が正しいことで、ループを回す、
現代は、VUCAの時代、完璧なものはなく、曖昧な時代。だったら、OODAを回す。
が結論です。
骨子
■PDCA デミングのPDCがベースとなって日本で改良された手法
計画をもとに行動し、チェックして、改善する。 継続的改善手法です。部分最適の手法と本書はいいます。
P Plan
D Do
C Check
A Aciton
■OODAループ 米空軍が開発した想定外の状況に対応できる手法
人間の認知行動をモデル化した戦略で、全体最適の手法といっています。
O Observce 見る
O Orient 解る
D Decide 決める
A Act 動く
L Loop 見直す
■ VUCA と OODAループ
S Stable 安定 ⇒このときだけ PDCAは有効
V Volatile 不安定 ⇒ 以下の対応には、OODAループを使う
U Uncertain 不確実
C Complex 複雑
A Ambiguous 曖昧
結論
Sのときは、PDCAをつかって、VUCAには OODAループを使えばいい
目次
はじめに 想定外の世界をOODAループで乗り切る
第1章 想定外の事態に威力を発揮するOODAループ
第2章 「世界観:VSA」を全員で共有することで、組織は大きく飛躍する
第3章 「自ら考える」モチベーションの高い組織を通r「人事制度:GPDR」
第4章 組織の生産性を劇的に上げる付加価値ベンチマーキング「PMQIR」
第5章 日本型組織の12の症状、OODAループによる組織の成功原則
おわりに
ISBN:9784866800097
出版社:フォレスト出版
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1700円(本体)
発売日:2019年06月15日第2刷
Posted by ブクログ
軍事論ばかりのOODAループ本の中で唯一のビジネスを中心に議論した良書。
どのようにOODAループを組織に導入して適用するか、つまり OODAマネジメントを 具体的に実績に基づいて述べている。世界観、目標制度、人事制度、業務改革など体系的に説明されている。
個々人がOODAループをどのように使ったらいいかについては、次作で期待。
Posted by ブクログ
とある研究会の中で著者の講演を聞き、移り変わりが早い世の中に取り残されつつある会社の動きをどのようにすればよいか、のヒントになりそうと購入。
・自分の世界観を持ち、それを状況や相手に合わせて更新してしながら、考え更新する。
・「夢のビジョン」を組織で共有する事で、自ら考えて動く組織にする。
・C:顧客付加価値、B:事業付加価値に結びつく仕事にフォーカスすること。
当たり前のようでできていなかった事を忠実に行う事で、変化への対応、生産性の向上に結び付けていこうと思う。
Posted by ブクログ
バズワードになりそうな「OODAループ」の解説本。平易な表現が多いので読みやすい。
ただ、それが故に具体性がそこまでないので、あくまでコンセプトや概要把握にとどまってしまうかもしれないレベル感。
昔流行った、「一般社員含め、誰もが経営者視点を持ちなさい」というのは、結局OODAループの組織を作れ、ということだったんだろう。
ただ結局「ビジョンを示して共有する」ことが大事なのはよくわかったのだが、その方法論・テクニックまでの解説は乏しいので具体的にじゃあどうする、というところは自分で考える必要がある。
もう何冊か「OODAループ」に関する本を併せて読んだほうがよさそう。