あらすじ
■あなたは今まで、銀行や保険会社に言われるがままに
資産運用をしてきませんでしたか?
投資信託、貯蓄型保険、外貨預金、株式投資、ラップ口座..
もし、上記の投資に手を出していたとしたら、いますぐ解約してください。
実は、日本には、あなたのお金を増やすプロはほとんどいません。
ほとんどが、あなたのお金を吸い取るプロです。
銀行員に、「あなたもやっているのですか?」と聞いたら、
「お金がないのでできません」と見え透いた返答をするでしょう。
そして、大切なのは、資産運用ではなく、「資産保全」です。
■アメリカやイギリスの国民は、資産保全についてお金の教育を受けているので、
1995年から2015年の間に、金融資産を3倍に増やすことができました。
イギリス式の考えが定着している香港では、平均年収が日本の半分なのに、
日本人の2倍の億万長者がいます。
本書では、かつてはお金を吸い取る側にいた、
元メガバンク行員と元保険代理店役員が、
日本の金融業界の裏側について包み隠さずお話しします。
世界では常識の、ほんとうにお金が増える方法をお伝えします。
■本書の内容
プロローグ アインシュタインがあなたをお金持ちにする
第1章 安月給の香港人が日本人より金持ちなワケ
第2章 プロでも難しい金融商品
第3章 定年までに3000万円貯まる仕組み
第4章 月3万円はタネ銭がつくれる!
エピローグ 行動する個人になろう
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
分散投資は、種類、国、時期で分ける!
これでもか!ってくらいら例えてくれる。
初心者にわかりやすく、さらに実践的かつ実用的。
海外の選りすぐりではなく、情報操作の末の日本の金融商品。(ともいえる)
とりあえず、ネット証券でiDeCoが老後対策の正解。
Posted by ブクログ
2017年12冊目
「いますぐ妻を社長にしなさい」の著書有名な坂下氏と1000組以上の家庭のフィナンシャルプランをしたが、今は香港で会社を設立し各地で活動している宮大氏の共著です。
タイトルのとおり、お金を増やすにはどうしたらいいのか?ということを教えてくれる本です。
それは、すごく難しいことではなくて、セオリーはシンプル。
そのお金を増やす「お金の定理」とは、
その1 ただしく分散投資をするとお金は安全に増える
その2 手数料と税金は少ないほどお金が減りにくい
その3 福利で運用するとお金の増え方が加速する
の3つで本書ではこの3点について懇切丁寧に説明してくれます。
その中では日本の銀行や生命保険会社の問題点なども数値や具体例で説明しれくれます。日本の金融機関からみたら、こんなこと書いちゃって!と反発をくらいそうな内容です。
また、お金を貯めるタネ銭の作り方なども具体的。
私も読んでいて多くのことに築かされました。
非常に勉強になる本でした。
Posted by ブクログ
老後に備える貯金はいくらにすべきか、という命題に対して、各個人の状況において異なるのは理解していますが、この本のタイトルにある「3000万円」というのは一つの目安のようです。
今年の春に長女が社会人になり、留学していた次女も先日帰国して、あと2年半で卒業となります。そろそろ先送りにしていた自分の老後も考えなければならない時期となりました。
そんな私にとって、定年まであと何年あるかは法律や制度が変わりつつある中で流動的ですが、この本の内容を参考にして、まずは3000万円を目標にしてみようと思いました。
以下は気になったポイントです。
・お金の定理、1)正しく分散する、2)手数料と税金の少ないほどお金が減りにくい、3)複利で運用すると加速する(p14)
・お金を増やせない4つの崖、1)金利、2)手数料、3)情報、4)年金(p51)
・日本が財政破綻しないのは、国債の大半を銀行や保険会社が保有しているから、なので国民からお金を吸い上げる銀行・保険会社を守るのは当然
・老後資金3000万円の根拠、老後推定支出額(28万円x30年=1億円)から年金受給額7000万円を差し引いたもの、ここに退職金は含まれないので、住宅ローンが残っていなければ退職金も含めて3000万円である(p73)
・3000万円の数字の欠点として、1)持ち家前提、無い場合はプラス30年分の家賃、2)持ち家あっても大規模修繕経費、老人ホーム入居一時金は別途必要、3)自営業はさらに必要、4)平均物価が30年間変化なしという前提(p78)
・海外のラップ口座は小口で安全に売買する目的だが、日本の場合は、回転売買の代わりに手数料を稼ぐ目的で作られた(p98)
・銀行が一番力を入れている毎月分配型は、複利運用できなくなるので冷静に考えると顧客が損をする(p105)
・理解できていない相手に金融商品を売ることは法律違反である(p108)
・楽天証券はREITも含めて信託報酬の少ない商品をそろえている、りそな銀行もバランス型を中心に低報酬のファンドが揃っている(p133)
・日銀が持っている資産(国債、ETF、JREIT、民間金融機関への貸し出し)は、そこそこ流通量が多くて比較的安全な資産である(p148)
・外為法が1998年に改正されて、海外の金融商品について自主的に勉強して自力で手続きをすることはできるようになった。(p192)
・節水シャワーヘッドは、節水だけでなくガス代だ節約できるのがポイント。三栄水栓というシャワーヘッドで、年間2.5万円のガス・水道代の節約となる(p236)
・マネーフォーワードというアプリを使い、クレジットカード、銀行口座を登録すると、自動的に家計簿ができあがる(p238)
・ハピタスをポータルサイトのように使うと、1%前後キャッシュバックしてもらえる、自己アフィリエイトという。ふるさと納税もお得である(p245)
・毎月の固定費を減らす方法、1)生命保険見直し、2)携帯電話見直し、3)LED電灯へ交換、4)節水シャワーヘッド、5)クレジットカード見直し、6)ハピタス利用(p247)
2019年7月19日
Posted by ブクログ
今の日本の銀行や保険の在り方については、自分も以前から疑問に思っていたので、そういった意味では納得できる部分も多く、3000万円を貯めるための本というよりも単純に読み物として読むことができた。
逆に、お金の貯め方については、リスクの高いもの(株やFX)は絶対にダメ。確実な投信や国債ならOKという話をしつつ、特にやるべきものとして、妻社長メソッドとイデコの2つが挙げられていた。
イデコについては、この本を参考にしながら、少し勉強してみようと思う。妻社長メソッドは、到底無理そう。
Posted by ブクログ
ちょっと現状の駄目出しが多めで、じゃどうするかが少なめな印象の本。といっても「資産はプロに任せる」「勝手に貯まる仕組みを作る」等色々意識したい点もみつかりました。
Posted by ブクログ
1.分散
2.手数料と税金を減らす
3.複利
持ち家は経年劣化で土地の価値しか無くなる(かつ下がる可能性が高い)から避ける
FX口座はくりっく365かマネーパートナーズを両替として使うのみ
株はネット証券でインデックス(日経平均、TOPIX)を買う→ETF
NISAはネット証券でETFとjreit
確定拠出年金DCをネット証券で楽天証券がおすすめ(手数料が低い証券会社で信託報酬が0.3%以下の投資信託を選ぶ)
idecoは必ず利用する。楽天証券のたわらノーロード、ifreeインデックスが○
保険は安い掛け捨て(カタカナ生保)で老後資金とは分けて考える。
特約はつけない。子供向け共済は得。
医療保険は日額1万円、120日型、終身払い。
自動車保険はネット申し込みで個人賠償責任保険をこれにのみつける。