あらすじ
「時間がない」は今日でおわり
6ヶ国語習得、60冊の著作執筆、133の資格を持つ著者の人生を最大限楽しむためのタイムマネジメント100
あなたはいま「本当にやりたいこと」をやって生きているでしょうか。
この質問に対し、「本当にやりたいことが何なのか分からない」と答える人もいるでしょうし、「本当にやりたいことなどない」と答える人もいるでしょう。
あなたの場合はどうでしょうか。これをやっているときが一番ワクワクするという〝時間を忘れて熱中できるもの〞をもっているでしょうか。
「本当にやりたいこと」が何か分からない(または無い)という人、心配は要りません。見つける努力をすれば、必ず見つけることができます。そしてそれが見つかれば、そのときからワクワクドキドキの人生が始まります。
一方、「本当にやりたいことがある」という人、ではそれにどれくらいの時間を割いているでしょうか。
「それほどやりたいわけではないけれどお金を稼がなければならないからやっている」とか
「立場上やらざるを得ないからやっている」といった事柄にがんじがらめになって「やっている時間が創れない」という状態に陥っていないでしょうか。
あるいは、楽しそうなことや流行っていることに気を奪われているうちに、〝あっ〞という間に時間が過ぎ去っていたということはないでしょうか。
もしそうだとしても、心配不要です。いますぐ「本当にやりたいこと」をする時間を創ることができます。最初は少ししか時間が創れないかもしれませんが、工夫次第で十分な時間が創れるようになります。
世の中のほとんどの人は「本当にやりたいこと」が何か分からない(またはない)、
あるいは「本当にやりたいこと」はあっても時間が創れない状態のいずれかのように見受けられます。
そのような人に気をつけていただきたいのは、時間の流れに身を任せて生きていても、
「本当にやりたいこと」がやれる日など永遠に来ないということです。
また、「これをやっておけばお金が入る」といったことをやり続け、仮にそれで相当なお金が入ってきても、
「本当にやりたいこと」をやらないまま生き続けても、心から満たされることはないということです。
本書では翻訳者として6ヶ国語を習得し、60冊の著訳書を持ち、さらに133もの資格を習得した著者による「自分の時間」を生み出すための時間のつくり方、使い方を100のノウハウにまとめました。
本書のノウハウを活用すれば、いままでやりたかったけれどできなかった「本当にやりたいこと」に時間を使い、人生を最大限楽しむことができるようになるでしょう。
<目次>
第1章 時間の大切さを知る
第2章 「いつかやりたい」をいま始めよう
第3章 “充実時間”を増やす
第4章 “必須時間”と“無駄時間”を減らす
第5章 時間を活かすちょっとしたコツ
第6章 自分を大切にしながら時間を使う
第7章 人間関係を大切にしながら時間を使う
第8章 失敗を“学習経験”として活かす
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Posted by ブクログ
時間の大切さから、仕事や勉強、人間関係、睡眠について等様々な事を学べます。
1項目2ページでまとまっているのでとても読みやすかったです。
全100項目あり、いくつか実践したいものがあるのでチャレンジしてみます。
Posted by ブクログ
タイトルを言い換えると「好きなことをする時間を増やす方法100選」。
時間を増やすために「思い切ってテレビを捨ててみる」「未婚の選択肢も持っておく」といった極論も含まれているので、出来る(/やりたい)範囲で実行していくと良いんじゃないかな。
空いた時間をいたずらに過ごしてしまう自分にとっては、喝になった部分も多い。本書を片手に、自分に活かせそうな箇所はメモをとるという方式で読書をした。(自己啓発本ならではの読書方法?笑)
英・独・仏・西・伊・中の翻訳家、133種類の資格を保持。
それらのスキルを手に入れるために上手く時間をやりくりしてきたことが一目で分かる著者の経歴。その目的は仕事ではなく、自分が好きなことのためだというのだから余計に凄い。
いくら好きなことでも果たしてここまで根気が続くのだろうかと、もはや疑ってしまう域である。
「4. 成長していると時間はゆっくり進む」では、子供時代と大人になってからの時間の流れ方について触れられていた。
子供時代といえば、毎日が学びと成長の連続。それゆえに子供時代は時間が経つのがゆっくりに感じられる。対して大人になってからは毎日が同じ動作で変化に乏しく、時間が速く進む感じがするという。
そう言われて小学校時代を例に振り返ってみると、体験した出来事の一つひとつが記憶に鮮明に残っている。何十年も前の話なのに、出来なかったことが出来るようになる瞬間まで映像として脳裏に焼き付いているのだ。本当にスロー再生で見ている感じ。
社会人になって以降は、そのような劇的映像など1コマたりとも思い出せない。日々何かを学び打ち込むことで時間がゆっくり流れる(=時間を増やせる)ようになるという著者の理論は、頑張ることを諦めていた自分への起爆剤になりそうな予感がしている。
「22. チャレンジすること自体が”成功”」は、その言葉単体だけで背中を押してくれる^ ^
チャレンジしやすくするための秘訣は、「良い成果を残さないといけない」など自分への要求水準を高くしないこと。
自分の場合チャレンジすることすら遠慮しがちだが、数学者の藤原正彦氏も「当たろうともせず砕けているのは人間の屑だ」と仰っていたっけ…。遠慮している暇があったら、その分ごとチャレンジする時間に充てよう。それだけでも時間が増えたことになるし、チャレンジしている時点で成功へと踏み出しているのだから。
「(好きなことへの)情熱を燃やし続けるには、独立独歩の精神が必要不可欠です」
その精神があってこそ、著者は数多くのスキルを身につける努力を持続できた。努力は根気だけで続くものではない。自分が好きなことをどこまで信じ、連れ立っていけるかにかかっている。
好きなことをする時間とは、好きなことへの努力が続く時間なんだ。
Posted by ブクログ
本当にやりたいことに時間を使うためのタイムマネジメントの考え方を説いた本。
人生を充実したものにしたいなら、タイムマネジメントの知識は必要不可欠。自分の時間の使い方を把握したうえで、時間を活かす方法を実践すること。
Posted by ブクログ
今までにあまり聞いたことのない刺さる言葉がいくつもあった。
例えば、
「情熱を燃やせる仕事についてない人々にとっては、余った時間こそが本番」
「生きるために食べよ。食べるために生きるな(Byソクラテス)」
「努力という原因があるのに、全く何の結果も出ないというのはありえない」
「苦手だと思うこともけっして自分から口にしない」
等々。
これらの言葉を聞いて、自分の時間を「いつかやりたい」が実現する可能性のあることに費やしたいと強く思った。
この本をきっかけに、普段、自分が時間をどう使っているのか書き出してみたのだが、正直、スケジュールがたてこみすぎていて、あまり無駄に使っている時間はないように思えた。そんな状態から、さらに叶えたいことのために、前に進むには、より厳しく今自分が使っている時間の配分を見直していかなければならない。
毎日のノルマを決めよとあったが、例えば、就寝時間の遵守をノルマとしたら、それまでのルーティンを分刻みで考えていく必要があるだろう。せかせかして、休む時間もないと思うのなら、休む時間を優先して確保することも考えなければいけない。
無駄に経過している時間を発掘すべく、日々、浪費している時間がないか目を光らせて、どうしたらより良い時間の使い方ができるか考えていきたいと思った。