【感想・ネタバレ】映画の正体 続編の法則のレビュー

あらすじ

続編監督を自認する押井守が解析する
続編、シリーズもの、リブート映画の存在証明!

気がつけば興行収入ランキングの上位を占めるのは続編映画ばかり。そんな時代だからこそ、続編映画を通して映画の正体に近づいていきたい。人はなぜ続編映画を作り、シリーズものを見に行き、あまつさえリブートを企画するのか。自らを続編監督と自認する押井守監督が、その秘密に迫ります。

【CONTENTS】
第1章〈リドリー・スコットの悪意〉
第2章〈ジェームズ・キャメロン唯一の正当な続編映画〉
第3章〈クリストファー・ノーランとザック・スナイダーで考える「続編監督」の資質〉
第4章〈スティーヴン・スピルバーグはパート2映画を発注する〉
第5章〈マイケル・ベイと大作映画の相性の悪さ〉
第6章〈パート2映画を最大限に活用したギレルモ・デル・トロ〉
第7章〈ハリウッド版『ゴジラ』と国難映画〉
第8章〈シンプルさに振り回された『ダイ・ハード』というけったいなシリーズ〉
第9章〈最長寿シリーズ『007』とリブートの面白さ〉
第10章〈『猿の惑星』が描く動物と人間の垣根〉
第11章〈続編を作らない宮崎駿〉
第12章〈観客論〉

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本当に押井守監督の映画論は最高だな…
観たことのある映画、シリーズが大半だったので、理解しやすかったのも◯。
というか、有名どころをちゃんと鶴原さんが据えているということですよね!

押井守のノーラン監督評とか、見たかったやつ〜!って感じでした。
『導入編』と『蛇足』は要らない。言いたいことは全部ダークナイトで言っている…
自分もダークナイトだけ最初に何も知らずに観て(バットマン映画だということすら知らずに)、映画にハマってしまったから、頷くしかないっすね。
それにしても、ノーランが、重役達に喋り倒して、バットマンシリーズ監督をもぎ取った逸話は知ってたけど、『天使のたまご』で二時間喋り倒して説得したのは笑うしかありません。
『言っていることは理解不能だけど、こいつは本物の作家かもしれない』…笑

最後に、宮崎駿評を持ってきたのも、面白い。
というか、内容が面白いことしか書いてない。
ここまで、こき下ろせるのも、押井さんくらいでは?

次の書籍も待ち遠しい!

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2025年02月09日

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