【感想・ネタバレ】人生おろおろ~比呂美の万事OK~のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

伊藤比呂美さん、愛してます!と告白したくなるくらい、 大好きです。
優しさ、というものはこのくらいでなくては、と思います。出し惜しみして、中途半端なやさしさで、愛する人に接するなかれ、と思いました。
ゴシックの太字のとこらが、またセンス抜群。ニンマリしながら読めるところも、とてもいい。

付箋をしながら地下鉄でよんでいたら、隣の人に、じーっと見られました。そこまでする?なんだか人生相談みたいな本だけど…。ってきっと思ってたと思う(笑)


付箋したところ

親なんてものはね、しょせん子どももかわいがり、甘やかし、スネをかじらせてナンボのものです。かじらせるスネがあるのなら、大いにかじらせてあげましょう。

でも、ちょっと考えてみてください。いい子で何が悪いんですかね。

(心の病の友人にどう対処していいかに対して)
あなたは、逃げていいと思います。
人ひとりがここで、病んでいます。大ごとです。遠くの友達なんか手に負えるしろものじゃない。
あなた自身を守る、という方向に動いて何が悪いでしょうか。

(価値観が違ってしまった友人と離れたい)
でもあたしはこう思うんです。ケンカ別れはもったいない。

あたしはね、職場で周囲とぶつかるときには、背中を向けてとっとと逃げちゃた方がいいと思ってます。他人の頑固や敵意に立ち向かっていくだけのエネルギーが惜しくてたまらない。




伊藤比呂美は苦しくてしんどい女の人たちに、全身全霊でやさしい。全身全霊で味方だよと言ってくれる。
この人は嘘をついてないし、カッコつけてるわけでない。
相談者は、この人はただしっかりと自分を見てくれてる、と思うのではないだろうか。
その姿勢に、感動する。こんな人が存在することが、うれしくて楽しい。私もそうありたいと思う。

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2022年04月23日

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