あらすじ
「藤枝君は変わらないものってあると思う?」
図書館での出会いから半年――。
友人とも恋人ともつかない微妙な関係のまま放課後の図書館での日常を続けていた蒼と咲良。しかし、咲良が再び音楽の道を歩きはじめたことで、2人の関係には小さな、けれど決定的な変化が訪れようとしていた。
文化祭、修学旅行、そしてクリスマス。刻々と季節が移りゆくなか、蒼はひとつの選択をする――。
「僕は、変わらなくていいとは思ってない」
「……どうして?」
2人なら、歩ける。2人だから、進める。これは、最高にピュアな青春ボーイミーツガール。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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Posted by ブクログ
もうなんていうか、とっても幸せな青春物語。
恋人では無いが、距離の近い蒼と咲良。
そんな2人が、お互いに助け合いながら、蒼は友達作り、咲良は音楽への再会という目標に向け、日々前進してゆくお話。
2人それぞれの、また2人居るからこその成長物語で、とても良きでした。
文化祭から修学旅行、クリスマスと、秋から冬にかけての青春イベントが目白押し。
二人の間の空気感をはじめ、どのイベントも良かったですが、やっぱり一番良かったのは最後のイベント。
幸せ感が溢れすぎていて控えめに言って素晴らしかったと思いました。