【感想・ネタバレ】あおとさくらのレビュー

あらすじ

クラスになじめない高校生・藤枝蒼。彼は放課後通い詰めていた地元の図書館で、一人の少女と出会う。
「私の名前、教えてあげよっか」
「いいよ、別に」
日高咲良と名乗る彼女は、明るく屈託がなくよく笑う、蒼と対照的な少女だった。通う高校も違えば、家も知らない。接点は、放課後の図書館だけ。共通の話題すらないままに、なぜか咲良に惹かれていく蒼。しかし、蒼と咲良、ふたりには人には言えない秘密があった――。
「やっぱり君、変な人だね」
その出会いはやがて、恋へと変わる。少しずつ、歩くような速さで。きっと誰もが憧れる、最高にピュアな青春ボーイミーツガール。

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ライト文芸のような文体で、景色や心情を書いてくれる作品でとても読みやすかったです。徐々に前向きになっていくあお君が、眩しくてかっこよくて真っ直ぐで、素晴らしい主人公でした。また、さくらちゃんはあお君の前では明るい自分を演じていて、本当はとても無口で悩みを一人で抱えてしまう女の子だった。というのが良いなと思います。
どこかにはありそうな青春で、日常で、壮大ではない作品です。魔法も技も出てこない。でも、だからこそ響くものがありました。素晴らしい作品でした。

0
2022年10月09日

シリーズ作品レビュー

「男性向けライトノベル」ランキング