あらすじ
〈レインボー・ハウス〉も開業し、チーフとして忙しい毎日を送る爽香。ある夜、爽香は、暴走族に襲われたという少女を助ける。その同じ晩、S工業グループ会長の息子・色部健治(いろべけんじ)が暴走族同士の抗争で殺されていた……。犯人は、健治と対立するグループのリーダー・緑川邦夫だという情報が入るが……。読者とともに登場人物たちが年齢を(とし)重ねる人気シリーズ第19弾。
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Posted by ブクログ
爽香シリーズ19作目、杉原爽香 三十三歳の春。レインボー・ハウスも開業し、チーフとして忙しい毎日を送る爽香。ある夜、爽香は暴走族に襲われたという少女を助ける。その同じ晩、S工業グループ会長の息子・色部健治が暴走族同士の抗争で殺されていた…。犯人は、健治と対立するグループのリーダー・緑川邦夫だという情報が入るが…。爽香のなじみの珈琲ショップ、影のオーナーが……。暴走族の抗争に巻き込まれるのかと思ったが、終盤があっさり片付く。このシリーズは巻末の解説は不要!シリーズを追う読者の方が詳しい。
Posted by ブクログ
暴走族の抗争が主題かと思えば,結末がやや肩すかしを食わされたような気がしました。
それでも杉原爽香の活躍はすばらしい。
本書は,解説は鶴見俊輔で,短いが内容のある解説だ。
ファンクラブの事務局の方の解説も良かったが,鶴見俊輔の解説も「風土記」という大げささが嘘くさくないところがよい。
ps.
本シリーズで、ちょっと気になるのは解説が文芸評論家が多いこと。
文芸評論家の人の解説は、重複が多く,赤川次郎の経歴を書いているが、一度読めば十分で、何度も読みたくない。10冊に1冊くらいで十分ではないだろうか。100冊に1冊でもいいかもしれない。
できれば、解説は文芸評論家以外の人でお願いできないだろうか。
文芸評論家の方であっても、型通りの解説ではないのを義務づけてもらえないだろうか。
Posted by ブクログ
今回は綾香の友達の敬子を巡って起きる事件の話です。暴走族が出てきたり明らかなおじいさんが息子の彼女に手を出したり・・・・元々若い秘書と不倫もしていたので、好きなんだな~とは思っていましたが、ここまで来ると意味不明です。爽香も殺されそうになったりといろんなことが起こりますが、爽香はドンと構えています。今までの経験の多さから来る貫禄ですね^^