あらすじ
※PDF版をご希望の方は Gihyo Digital Publishing (https://gihyo.jp/dp/ebook/2022/978-4-297-12921-7)も合わせてご覧ください。
ECカートシステムの普及によってECサイトを立ち上げることはとてもスムーズになりましたが,依然として立ちはだかる高いハードルがあります。それは「集客」です。EC事業で最も主流の物販は商品単価が高くないことが多く,広告を積極的に利用できるビジネスモデルではありません。広告費を使わずに集客するためにはSEO対策が必要です。
本書は,「中小規模ECサイトの担当者,経営者の方」「ECカートシステムでECサイトを立ち上げた方」を対象にした,集客のためのSEOにこだわった本です。狙ったキーワードで検索結果上位を獲得することはたやすくありませんが,"自分たちのECサイトには自分たちで人を集める"と腹を決めているEC事業者の方は,本書で提案するSEO対策にぜひチャレンジしてみてください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『10万PVを生むECサイトのSEO』を読んで
ECサイトの運営に興味がある方におすすめの本です。SEOとは、グーグルにサイトを認識してもらい、ユーザーがサイトを訪れるようにすることです。この本では、ECサイトのSEO対策に必要な3つの戦略と、商品ページやブログ記事の作り方を具体的に解説しています。
まず、ユーザーレビューを集めることで、商品の魅力や信頼性を高める方法を紹介しています。次に、商品ページを充実させることで、ユーザーの悩みやニーズに応える方法を紹介しています。最後に、ブログ記事を作ることで、潜在的なユーザーを引き付ける方法を紹介しています。
この本を読んで、ECサイトのSEO対策には、ユーザーの心理や行動を考えることが重要だと感じました。また、SEO対策は中長期的な取り組みであり、常に最新の情報に対応しなければならないということも学びました。この本は、ECサイトのSEO対策に役立つツールやテクニックを多く紹介しているので、実践的な参考書としてもおすすめです。
Posted by ブクログ
ECサイト集客をオウンドメディアで行うためのノウハウ書。
定期的に変わるGoogleの指標に振り回されることのない、ユーザーファーストを第1とした考え方が一貫しています。
裏技や新しい発想というよりは、遠回りしてでも正しいことをまっすぐにやる道筋がわかりやすくまとまっています。
その中でも、
・よいレビューもSEO対策になる
・強い主張と根拠を示す
・検索キーワードと本当のニーズは違うことがある
は、新しい発見&忘れがちだなと思いました。
図や具体例が豊富なので、しっかり理解しながら読み進められました。
Posted by ブクログ
■SEOは中長期的施策。効果が出るのは半年先。
■中小のEC事業者がSEOで戦うには、コンテンツ(商品ページやブログ記事、あるいは口コミやレビュー)そのものの価値を高めて、ユーザーが満足するコンテンツを提供する努力をしなくてはなりません。
ユーザーにとって価値の高いコンテンツを作ることを意識すれば、おのずとGoogleからも評価されるようになります。ですから、これからSEOに取り組む人はGoogleを意識する必要はあまりありません。検索するユーザーにとって価値の高いコンテンツを作ることに集中するだけでよいのです。
■サイトの「EAT」
・Experise(専門性)
・Authoritaiveness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)
・Googleは、YMYL(Your Money ore Your Life)のジャンルは慎重にランキング付けをします。
【専門性を高める】
・サイトやブログでの情報発信の分野を絞る
・ほかのサイトにはない独自の有意義な情報を発信する
・情報を網羅的に発信する
・質の高い記事を量産する
・記事の取材や調査を実施する
【権威性を高める】
・権威があるほかのサイトに引用してもらえるような記事や情報を発信する
・TwitterやYouTubeチャンネルを開設し、会社名やサービス名がSNSで言及されるくらいの影響力を持つ
・本を出版したり、リアルやオンラインでセミナーを実施する
・求人広告を出す
・メルマガ会員を集め、メルマガ発行を数年にわたって継続する
【信頼性を高める】
・サイト運営者情報、企業情報、記事執筆者を明らかにする
・執筆者のプロフィールページを作る
・政府機関や信頼できる機関からの引用を行い、リンクも紹介する
・最新の状態に保つべく古い記事をリライトする
・誤字脱字をなくす
・サイトのSSL対応を実施する
■とるべき戦略
①ユーザーレビューを集めてSEOを強化する
②商品ページを充実させてSEOを強化する
③ブログ記事で検索結果上位を狙う
■将来の乗り換えをあらかじめ見越しておくこと
・ドメインを新しいECカートシステムに引き継げるのかどうか
・商品ページのURLは引越し先のシステムでも同じURLにできるのかどうか
・ブログ記事の引越しは可能かどうか
EC業界にはECカートシステムを乗り越えてから売上が激減するEC事業者もおり、それはSEOを引き継げないことが大きな原因になっています。
■本との違いから見えてくるブログ記事の特徴
・ブログ記事は最後まで読むモチベーションが低い
・ブログ記事は読み飛ばしが多い
・ブログ記事は途中離脱されやすい
■チャットを設置する
ユーザーが数十秒以上とどまっている場合に限定してチャットを表示するほうが、チャットを利用するユーザーは増えます。ZOZOTOWNもこの方法を採用しています。
※最初からチャットが表示されている場合、ずっと同じ画面でチャットに気が付かないことがある。
■かご落ち対策
かご落ち対策を実施すれば、かご落ちしたユーザーの中から1割程度は復活させることができます。
かご落ちメールは3回は送信しましょう。設定間隔はたとえば、
・1時間後
・1日後
・1週間後
■マルチドメインでさらに売上を伸ばす
・noteならSEOに強い