あらすじ
優れた人が使っている具体的な書き方を紹介しながら、書くことに必要な論理的思考や、情緒・感性の表現法を伝える。
コロナでオンライン化が進む中、「書く」機会が増えている。しかし、文章コミュニケーションがうまくいかず、人間関係がギクシャクしたり、仕事がうまくいかなかったりする人が多い。それどころか、書く行為を批判や中傷に用いて自他共に傷つけるケースも増えている。
書くという行為は、せっかく人間だけに備わった特殊な能力。書き方一つで、人との意思疎通がスムーズになったり、仕事や私生活が大きく向上したりする。同じことを取り上げるにしても、書き方で相手の反応は180度変わる。
筆者は元社会部記者として、批判的な文章も多く書いた。現在は、良い部分にフォーカスして書く重要性を人々に伝え、多くの人が人生を向上させている。
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Posted by ブクログ
何気なく購入した本書ですが、非常に楽しく読み終えました。
元新聞記者である著者の坂本氏が、新聞記者時代のエピソードを交えつつ、文章を書くにあたってのメンタルからライティング術のスキルまでを学ぶことができます。初めて文章を書く人の取っかかりとして良い本だなと感じました。
また、坂本氏が本書の中でも語っていましたが、全体的にこちらへ語りかけるような文章構成となっているため、坂本氏の人柄や愛情が感じられました(ここは好みが別れるかもしれません)読み終えるのが少し寂しかったくらいです(笑)
注意点として、句読点の付け方〜や主語と述語は〜といった、いわゆる文章力のスキル面については特に記載がありませんので、別で専用の本を1冊用意すると良いかもしれません。