【感想・ネタバレ】やわ肌くらべのレビュー

あらすじ

「別れた女に金の無心までして、あの人が目指すのは何なのでしょう――」
明治に浪漫主義運動の旗頭「明星」を創刊し、数多の才能を育てた与謝野鉄幹。その人生には、彼に身も心も翻弄された女性たちがいた。「明星」の草創期を支え、子をなすも裏切られ続けた滝野、歌の才を愛されながら夭折した登美子、鉄幹の妻となり歌人として大成した晶子。それぞれに訪れる鉄幹との修羅場、女たちのふしぎな連帯、そして鉄幹を凌ぐ歌人となった晶子の壮絶な運命とは――。心も金も才能も燃やし、自らの足で歩み始めた明治女性たちの不屈の歴史恋愛長篇。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 乱れていたのは髪だけではなかったようです。これは、ノンフィクションか小説か・・・。奥山景布子「やわ肌くらべ」、2022.7発行。白芙蓉こと林滝野(妻)、白萩こと鳳(与謝野)晶子(妾→寝取る)、白百合こと山川登美子、3人のやわ肌くらべ。勝利者?は晶子。なにせ六男六女、12人の子供を。それにしても、鉄幹がここまで女性と金にだらしない男だったとは。啄木の比ではないです。鉄幹は姑息で嘘つき、詐欺師の女たらし。犯罪者と言っていいでしょう。ただ、「人を恋ふる歌」の詩は大好きですw。

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2022年09月20日

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