あらすじ
俳人・夏井いつきが、季語を提示して募集した読者の投句を批評しながら、俳句づくりのイロハから伝授。さらに、超初心者2人「くじら」と「水流(つる)」の成長の軌跡をコラムで紹介。多くの人に俳句の楽しさを知ってもらう「俳句の種まき運動」を展開する著者が、「俳句は筋トレと同じで、続けていけばいくほど間違いなく筋力はついていきます。それを『俳筋力』と呼んでいますが、身についた筋肉は人を裏切りません。『継続は力なり』とは、まさに俳句修業そのものを言い表す言葉です」とのコンセプトで、投句者の作品を「学びの材料」に。読み進むうちに、自然と俳句への理解が進み、ノウハウが身につく。教育誌『灯台』好評連載の書籍化。
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Posted by ブクログ
テレビでの俳句の手直しを見ていると、俳句に詳しくない私でも、いつも夏井先生の評価に唸っている。他人の句は客観的に見れるのに、自分の句の推敲は難しい。俳句のみならず、仕事でも言えること。いろんなことのヒントが詰まった1冊だった。
Posted by ブクログ
教育雑誌『灯台』での、読者からの投句を取り上げつつ、俳句のイロハを学んでいくという「今日から一句」という連載を書籍化したもの。編集者とライターとしてこの連載と共に俳句を学んできたくじらさんと水流さんによるトークセッションも収録。
「母」、「月」、「紫陽花」などの様々な兼題に対する投句という実例をもとに、俳句のポイントがわかりやすく解説されていて、著者のいう「俳筋力」をつけるための一歩として優れた良書だと思う。ただ、著者のほかの入門書と内容がかぶる部分も多いとは思った。