あらすじ
高校卒業から10年間、息苦しさを感じて生きてきた日々。そんな自分を解き放つために選んだ手段が、「レズビアン風俗」で抱きしめられることだった──自身を極限まで見つめ突破口を開いた、赤裸々すぎる実録マンガがついに文庫化。
2016年に単行本が発売になると同時に多くの注目を集める。その反響は日本国内だけでなく、世界各国で翻訳出版され、Crunchyrollアニメアワード 年間最優秀漫画部門、ハーベイ賞 BestManga部門の受賞にも輝く。
いまこそ、あなたに読んでほしい1冊です。
※こちらは2016年に配信開始された同名称の漫画を再編したものですので重複購入にご注意ください。新たに描き下ろしマンガ「あとがきにかえて」を収録しています。
【目次】
第1章 はじまり
第2章 前日譚
第3章 予約まで
第4章 当日編
第5章 後日譚
おまけ編
あとがきにかえて
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「レズ風俗に行きました」の部分に期待をかけていたら、「さびしすぎて」部分のウェイトが圧倒的だった。思ってたのとは違ったが、「さびしすぎて」の圧が想像を絶する重さで、読書体験としては新鮮で優良だった。
Posted by ブクログ
先にアル中から膵炎になった話の方を読んで、遡る形でこちらも読んでみた。
なるほど、あそこに至る道程にこんな過程があったのか、そりゃ読んだ親泣くわとよくわかった。
当然ながら単なる風俗レポではないし、何故レズなのかというところも密接に関わってくる。
話の前半は、ああこれ親の影響を処理できないまま大人になったケースだなと思った。
大半が自分とは違うが、それでも一部は良くわかるかも。
あと自分を女性と認識していないのは現代病だなと。
想像以上に闇(病み)が深い。
それがまた作家性とうまく噛み合っている。
もっかい言うけどまともな親が見て泣かないわけがないこれで。
この後酒に溺れる形で自傷行為を繰り返すわけだから、この人が報われることはないだろうなあ……。