【感想・ネタバレ】日本人だけが知らない戦争論のレビュー

あらすじ

■戦争はなぜ、地球上からなくならないのか?
20世紀は戦争の世紀でした。

全世界を巻き込んだ2度にわたる世界大戦をはじめ
中東戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争、米ソ冷戦……。

東西冷戦終結後は
内戦が世界各地で勃発するようになり
戦争はますます複雑化、多様化します。

戦争やテロがこの世からなくならないのでしょうか?

その答えはいたってシンプル。
いつの時代にも
戦争を起こしたい奴らがいるからです。

■「戦争とは何か?」をほとんどの日本人は知らない
人殺しは犯罪ですが
戦争は国家に権利として与えられています。

一方、日本は憲法9条で戦争放棄をした唯一の国です。
日本は国連加盟国の中で唯一、
戦争を起こす権利を持っていない国なのです。

■そんな平和ボケした日本人は
「戦争とは何か?」がまったくわかっていません

その証拠に戦争に関するまちがった認識を
「事実」として信じ込まされて疑いません

・石油の対日全面禁輸が原因で日本は大戦に突入した ⇒ ウソ!
・中国が尖閣諸島に侵攻したら米軍が出動する ⇒ 99%ありません!
・倒幕運動に参加した坂本竜馬らは歴史的ヒーローだ ⇒ ウソ!
・南北戦争はリンカーンによる奴隷解放が目的だった ⇒ ウソ!
・戦争のきっかけとなる大恐慌は人為的なものではない ⇒ ウソ!
これはほんの一例にすぎません。

日本人の戦争に関する誤った常識、歴史認識を徹底的に正します。

すべての日本人必読の書。

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Posted by ブクログ

オススメ出来る良書。戦争を起こすのは国際金融資本のカネ儲けのため。世の様々な物事を疑い、恐れず、執着しない。

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2017年08月17日

Posted by ブクログ

日本人だけが知らない戦争論 苫米地英人 フォレスト出版

結果的に題名がイマイチずれていると感じたけれど
読んでみて正解だった
戦争は人間が農耕を始めることによって起きた
所有意識がもたらした全体観の消失と
目先のジレンマに溺れた貪欲故だろうと私は思う

戦争の発生は隣に住む者同士での線引を争って
本人同士が奪い合う直接対決だったが
お金が物の価値を代表し
更には目減りしないどころか
自然法則に逆らって人工的に増え続ける
金融という利息システムのウィルスを蔓延させて以来
国際金融組織という第三者が漁夫の利を狙って介入しだした
全ての存在に嘘と脅しで干渉して信頼関係を壊し
対立をそそのかし不安恐怖のタネをバラマキ
対立する双方に別々のニセ情報を流して先手必勝を煽り立て
お為ごかしと見返り付きの資金と情報を双方に提供し
勝っても負けても身ぐるみ剥がれる
勝った方からは利息を取り
負けた方からも追い剥ぎのように利息と賠償金を請求し
火事場泥棒を好き勝手にするという
ボロ儲けをほしいままにしてきた

この本にはイングランド革命で始まる
この種の過程の具体的な実例が満載である
金貸しである銀行家が貨幣の発行権をせしめることで
実利だけを吸い上げる方法を世界中にはびこらせようと
今に至るまでの戦争を企ててきた一部始終の
重要なディテールがここに記されている

フランス革命やアメリカの独立戦争と南北戦争に
ついにはアジアとアフリカを巻き込んだ植民地と二度の世界大戦
原爆と都市の無差別爆撃と言う大量殺害と破壊
その後の押し込み強盗のようなアジアや中東における一方的な侵略
そして今後の時空を超えたサイバー戦争で
何が起こるかというディテールを
読みやすい文章で具体性にオモシロク読ませてくれる

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2017年07月12日

Posted by ブクログ

歴史上の戦争の歴史の一つの解釈が載っている。学校で習ってきた戦争の歴史に疑問がある人は一読を。登場する人物を検索してみたが、「この人もフリーメイソン会員」なんだと驚く。やってる事は自由、平等、友愛、寛容、人道とは程遠いのだが。。。各国に存在する中央銀行-株主。。。

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2016年08月01日

Posted by ブクログ

イギリス革命、フランス革命、アメリカ南北戦争、明治維新…苫米地博士によると、これらは非常に似た構造をもっているという。怒れる群衆の中からヒーローが誕生し、体制を倒す。そしてそのヒーローは暗殺され、生まれたのは多額の借金を抱えた新政府であり、通貨発行権の移譲である。裏にはヨーロッパの銀行家たちがいるという。
日本が太平洋戦争に突入した理由も、表向きはABCD包囲網・ハルノートなどがあげられるが、実はアメリカからの石油輸入は止まってなかったし、ナチスドイツもフォード、コカコーラなどアメリカ企業からの支援を受けて戦っていた(ここは証拠を提示してほしい)。これらはすべて戦争を長引かせ、銀行家が儲けるための謀略であるという。
彼らは最終的にFRB(連邦準備制度理事会)をつくり、ドルを刷れば刷るほど儲かるしくみを手に入れたことで天文学的な富を築いた。今、世界各地で起こる紛争も彼らの支配を盤石なものにするためのものである。私たちは真の支配者が誰であるか気づくことにより、彼らの奴隷になることから逃れなければならない。

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2016年12月31日

Posted by ブクログ

世界大戦と金融資本家との関係について興味深い仮説を提示していると思います。
日本だと平和ボケしてしまいますが、平和を理解するためには、戦時を深く理解せねばならぬと感じています。
日本は高福祉低負担で経済もゆきづまって、いよいよインフレと戦争で経済を再興させようという流れになっている気がしてなりません
中国と日本を戦争させて、そこから漁夫の利を売るのがアメリカにとっての最良のシナリオという、Foreign Affairs誌上のジョセフ・ナイのオピニオンが紹介されていますが、最近の国会の議論を聞くにつれ、非常に不気味に感じます。
苫米地氏はカーネギーメロンでコンピューターサイエンスでPhDを取っていることもあり、サイバー戦争の記述は出色です。

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2015年08月08日

Posted by ブクログ

難しい記述であったと感じるが、一般教養では知られないことが書いてあった。
信じるかどうかは自分で考える必要がある。
なんせ根底から覆される。

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2022年12月20日

Posted by ブクログ

 紙幣発行権を得ることが最大の覇権。通貨を発行して景気をよくして、設備投資を行わせて企業価値を高めたところで、通貨を回収して不景気にすることで企業を買い叩く。これを国家規模で行うのが戦争で、イングランド銀行とFRBが戦争を引き起こして儲けているというような話。
 日本は国連の中で唯一、外交権であるところの戦争を起こす権利を持っておらず、他国に戦争を仕掛けようとする動きがあれば攻撃されるという枢軸国扱いとなっているらしい。
 いろいろ面白いところはある。

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2021年10月17日

Posted by ブクログ

教科書の範囲を「表側の世界史」とするなら、戦争/紛争/内乱の裏側での交渉/暗躍は「裏側の世界史」と言える。

近代における「封建制度末期→テロ集団の勃興→革命(レジームチェンジ)→中央銀行設立による通貨発行権の確立→富国強兵→世界大戦」の流れ。この共通の流れが英国、フランス、米国、そして日本の幕末から明治維新にも見られる。この裏側にも目を向けないと政治の世界のパワーバランスの均衡が見えてこない。そんな視点をくれた一冊。裏側の世界史の知識も深めようと思った。

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2022年06月25日

Posted by ブクログ

なぜ戦争が起こるのか?
起こそうとするのか?

わかりやすく端的に解説

ここに書かれていることが真実ではなくても、いろんな角度から物事を知る必要がある

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2018年11月08日

Posted by ブクログ

さすが苫米地先生は切り口が面白いですね。
富国強兵の話から国際金融資本、クロムウエル、FRBへ移って世界大戦とその後、今後の戦争の話まで平易な言葉でサラッと軽く説明する口調といいますか、流れの気持ちいい文章でとても受け止めやすかったです。
特に国際金融資本とFRBの話と敵国条項の解説はとても興味深かったです。
やはり戦争って金儲けなんだよね〜戦闘機だってドローンだって核兵器やICBMだって商品ですもんね。そんな兵器武器の購入費用から兵站や物流費などそれこそ湯水の様にお金かかるんだもの需要に応じた供給者がいて当然だ…何処まで稼いでも飽き足る事を知らないその神経を僕にも少し分けて欲しいくらいですよ(笑)
敵国条項の話はそんな意味合いが有ったんですね〜言葉だけは知っていましたが、不勉強で中身まで知っていなかった事恥ずかしいです。苫米地先生のおっしゃっている一度「国連を脱退する」ことって、とても良い提案な気がします。だって今の国連って特亜の国や勢力が闊歩してるから、出てくる話は馬鹿らしくもあり、腹立たしい事ばっか出てくるもんね〜ホント阿保臭いわ(*_*)
5次元の話、縦横高さに時間と「情報空間」を加味して5次元は面白いね〜先生の話や意見を聞いてると右とか左とかなんて馬鹿らしく思えるね(笑)あ

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2018年10月11日

Posted by ブクログ

「悪の根源は国際金融資本」という単純な陰謀論ではなく「戦争の動機は金である」という切り口で解説する、実に明快な本。俯瞰する高みが一線を画しており、この高度を漂うのは心地良い。

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2015年08月27日

Posted by ブクログ

戦争は遠い歴史の出来事ではない。現代社会に深く根を下ろす構造を指摘する。兵器や戦略だけでなく情報や経済までも戦場とな人々の意識は巧みに操作されるという。だが日本では「平和国家」の幻想が強く現実の国際政治を直視する眼差しが弱い。世界の大国は利益のために冷徹に動き時に戦火をも辞さない。戦争を知らない世代が多数を占める今こそ無知は最大の危険となる。平和を守るにはまず戦争の仕組みを学ぶことから始まる。

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

右寄りの陰謀的な本はよくみますが、本を読んでこういうニーズもあるんだなと興味を持ちました。
批判の根拠がないと筆者は指摘しますが、根拠なき理論にぶつける根拠を探すのは難しいのではないかと個人的には思いました。

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2024年12月12日

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