あらすじ
跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り。刃物はおろか机の角まで怖い尖端恐怖症のやくざ。ダンディーで権力街道まっしぐら、の義父のカツラを剥がしたくてたまらない医者。伊良部総合病院地下の神経科には、今日もおかしな患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が……この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者を癒す名医なのか!? 直木賞受賞。『イン・ザ・プール』につづく絶好調のシリーズ第2弾!
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今回も
伊良部医師の破茶滅茶劇が爽快
お約束の注射の描写もあり
に、しても最後の女流小説家は
本作に似合わない
反則、ほろっとして
ポロっとなります
Posted by ブクログ
奥田さんハマりそう!
伊良部はHUNTER×HUNTERのキルアのお兄ちゃん(おデブちゃん)のイメージで読んでいます。
以下はお気に入りの文引用です。
「やくざの看板は、怖がらない相手には、まったくの無力なのだ。」
「溺れている人間は、自分を救えない。」
「体裁を取り繕うって人生を生きにくくしない?」
「いいものを作れば売れるなんてうそだって、とっくにわかってるつもりだけど、現実に直面するとつらいよね」
「なによ、もっと話そうよ。この愛想なし」