あらすじ
私は家政婦。舞踏会やオペラなど、夢のまた夢。
天涯孤独のケイトは名家に生まれながら困窮を極め、働きに出るよりほか、もう生きるすべはなかった。ある日、亡き母の名づけ親だという年老いた伯爵夫人が訪ねてきて、みすぼらしいケイトを見るや、孫息子ジャックの邸へ連れていった。社交界一の美貌を誇るジャックは戦傷を負い、今は隠遁生活を送っている。私が連れてこられた理由はわからない。でもここで仕事が見つかれば……。そう願ってケイトが床を磨いていると、そこにジャックが現れた。「ふざけるんじゃない! 勝手に私の屋敷の床を磨くとは、何事だ!」怒りの声をあげたジャックは彼女の手をつかみ、じっと見つめた。ブラシの赤い跡がついた掌を恥じ、ケイトは思わず手を引いたが――
■「半年間ここで賃金なしに、家政婦として働きなさい」伯爵夫人の指示に従うことにしたケイト。半年の勤めを終えたら、伯爵夫人は彼女を社交界デビューさせてやるつもりでしたが、家政婦など不要とジャックは反対で……。心身に傷を抱えた二人の感動ロマンス!
*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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Posted by ブクログ
天涯孤独ので困窮を極める、重い過去をもつヒロイン・ケイトと、戦争で顔と足を負傷し隠遁生活を送るジャック。面白くなくはなかったけど、ヒロインの性格があまり好きになれなかった。ジャックにも言えることだけど、言葉足らずで早とちりしがちで、勝手に色々思い込んで不機嫌になったり悲しんだり。ちゃんと説明すればいいのにと思うことがしばしば。あと、ケイトとジャックが互いに惹かれていく過程が突然すぎな気がする。言い合いばかりしてるのに、急に彼のことを心から愛しているとか出てきてもそうとは思えなかった。全体的に二人の心情の変化が急激だと感じる。それに、二人にかぎらず、登場人物が皆回りくどい印象。最後に、せっかく登場人物にケイトとジャックの元婚約者をのせるくらいなら、もっと絡ませる方がよかったと思う。