あらすじ
中1から英語を学び始めて中3でTOEIC850点!ABCから英語を学び始めた中学生が、海外留学もせず、ビジネス英語教材も使わずに、わずか3年足らずで TOEIC テストで850点をとった――としたら、その中学生がどんなふうに英語の勉強をしていたのか、知りたいと思いませんか?それも、たった1人の特別優秀な生徒だけの話ではありません。中学1年から、ある塾の英語クラスを受講した結果、TOEIC 800点以上のスコアをとった中3生・高1生が何人もいるのです。彼らは、いったいどのように英語学習をしているのか――それが、本書のテーマ、「英語多読」です。やさしい英語をたくさん読んで、使える英語を身につける「英語多読法」は、辞書を引きながらペーパーバックを読む従来の多読とは異なり、勉強でありながら、小学生から大人まで、誰もが楽しみながら続けられます。これまでいろんな英語学習法を試したけれど続かなかったという方、小・中学生のお子さんにどんな英語学習をさせたらいいか模索している方など、英語を身につけたいすべての皆さんに読んでいただきたい1冊です!
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Posted by ブクログ
自分のレベルに合った段階別の英語のリーダー(読本)をつかった多読法の有用性とそのはじめ方について書かれた本。
本書には「英語読書を楽しく続けるための多読三原則」として以下のように書いてある。
①辞書は引かない⇒辞書を引かずに楽しめるものを読む
②わからないところは飛ばす⇒わかるところをつなげて読む
③つまらなければやめる⇒自分が面白いと思う本を選んで読む
多読を長く続く「読書習慣」にするには、自分のレベルに合った本を中心に読むことに加えて、それよりも簡単な本・難しい本も織り交ぜながら読むのがポイントとのこと。そして、難しい、つまらないと感じたら読むのをやめて、自分のレベルに合った本に戻ること。苦痛なものを無理して読んでも楽しくないし、そもそも効率的ではない。
これって普段の日本語の読書にも言えることで、多読を「勉強」にするのではなく、「習慣」にするためには非常に大切なことだと感じた。
Posted by ブクログ
日本人の絶対的な英語インプットの少なさを補う方法として多読がとても効果的という事を様々な角度から取り上げている
ただ多読がすべてではなく、あくまで文法などの従来の勉強法と一緒にやることをお勧めしていた
とりあえず自分に合う合わないはやってみないとわからないが、非常に説得力がある本で、あっという間に読めるので気になった人は手に取ってみることをお勧め
Posted by ブクログ
期待も込めて星5つ。本好きとして、いつかやらねばと思っていた英語多読なのでこれを機に始めてみたいと思います。1年以上サボってたけど、勉強再開。続くかな~、続くといいな~。
Posted by ブクログ
説得される本
英語多読法を推奨するにあたって、具体的な数値――運営する塾で測った子供たちの英語力をひっさげてゐる。
それでわかる事実は、英語を理解しないまま読んでも意味がないといふことだ。
だからといって、文法や単語だけ積極的でも、辞書を引いたりして英語を理解する時間がかかれば宝の持ち腐れ。かといって、文法単語がわからないまま多読しても身につかない。
実用しないことには英語をうまく使へるやうにはならない。
そこでこの本では、自分の身の丈にあった本の多読をうながしてゐる。効率こそが成長で、当然といへば当然だが、統計的なので説得力がある。文法や単語のみより、生の英語用例にふれて初めて、英語の使ひかたはわかる。
実際、私の身のまはりには、いざ英語を身につけるなら、アメリカ留学して、身を向かふに置けばなんとかなると考へてゐる単純バカが多い。
しかし、そんなのは留学が可能なお金持ちにしかできない。なによりspeaking重視で、reading軽視だ。
では、非英語圏で英語を身につける場合はどうか。正攻法はやはり、文法や単語を学びながら多読することであらう。さういふ点で、私はこの本や行方昭夫に賛成だ。
Posted by ブクログ
英語における勉強法の一つ、多読法を紹介している一冊。
語学勉強のやり方は様々な提案がありますが、継続のしやすさでは多読法が一番ではないでしょうか。
基本辞書を引かずに楽しむことを重視しているので、疲労が少ないように思えます。
私は英語が得意ではありませんが、英字新聞等を生活に取り入れて普段から親しむようにしています。
今後も楽しみながら精進したいですね。
Posted by ブクログ
多読に関する大事な要点が散りばめられている。パンダ読み、キリン読みは変化を楽しみ長く続けていく為の初心者テクニック。中級者、上級者に辿り着く迄、楽しみながら、根気強く続けていく大事さを、何度も繰り返し伝えている。英語多読、現在5か月目、13万語。
ゆく道を楽しみたい。
目指せ100万語。
Posted by ブクログ
以前読んだ「村上式シンプル英語勉強法」でまず300万語の英語を読む。とあったのですがピントこなくてスルーしていました。で、もう少し英語の多読を検討したくて読みました。
自分にあった簡単な英語の本をたくさん読むってことなですが、著者の教室じゃなくてもなんか、そういう処に参加しないと続ける自信がないなぁ〜。最初は自分でするとコストパフォーマンス悪そうだし・・・。(汗)
Posted by ブクログ
最新の本ではないが、多読についてのノウハウが書いてあり、受験生向けでもある。それほど気張らず気楽にできるということで、大学生にもオススメできる。
Posted by ブクログ
これまで挫折を繰り返してばかりで、結局取り組めなかった多読。本の世界に、ようやく素直に向き合えるかもしれない。
教養がない、本が読めない、英語が読めない、というコンプレックスなど、実にくだらないと思えるほど、広い世界が待っているはず。
わからない単語はほとんどないレベルがちょうどいいそうだ。難しい英文はダメ。読みたくても、今はまだ、その時ではない、って事。また、その時が来たら読もう、で、いいじゃない。読める本もあるんだから。
今はまだ、読めない本もある。その事実を受け入れて、気になる本は悩んでいる間に読み始めればいい。面白くなかったら、いつでも止めていいんだから。
読みたい→読めない→がっかりする→あきらめる→読めない→読みたい‥ の繰り返しは、もうおしまい。
読んでいるうちに、読めるようになる、以前、多読のSIGで知り合った人は、そう言っていたっけ。
Posted by ブクログ
多読学会を立ち上げた人の書いた本なので、さすがによくわかる説明だった。
批判も飲み込んだ上で、有用性を語っていたのも良いと思う。
参考になる話がたくさんあって得るものは大きかった。
Posted by ブクログ
レベルに応じた優しい内容のものから初めること。
あまりに難しいものだと全然身につかない。
10個の英文を100%理解するよりも、100個の英文を7割~8割の理解で読んだほうがよっぽど力になる。
でも僕は『長いお別れ』を原書で読もうとしているのです。背伸びをして読む「キリン読み」も大事だと書いてあったので頑張ります。
Posted by ブクログ
頻出2000語マスター目標
理解度7〜8割で300万語の多読
sss
効果的な多読実践法 三原則
辞書を引かず楽しめるものを読む
わかるところをつなげて読む
面白いと思う本を選んで読む
Posted by ブクログ
「英語多読法」は、従来の精読中心の英語教育に疑問を投げかける1冊であり、非常に読み応えがあった。
まず、学習データをきちんと開示している点が信頼の置ける点である。
次に、学習の様子が分かりやすく描写されている点もよい。
最後に、きちんと英語多読を始める上でどういう本を読めばいいかのブックガイドがついている。
筆者の「英語多読法」への出会いのシーンも含めて、「新書らしい新書」。
Posted by ブクログ
副題の’やさしい本で始めれば使える英語は必ず身につく’が納得できる本。英語を難しくとらえずに学んでいく学習メソッドが体系化されつつある。英語多読がここまで、体系化されてきたことがうれしい。
Posted by ブクログ
これから英語の多読を始めようよ思ってる人にはとても参考になるのではないでしょうか。
私も一度は挫折しましたが、これを読んでもう一度英語の多読始めました。
100万語めざします。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて購入。
自省の念を込めて、
多読、やります!
読書量が全く足りなかったので、背伸びせずにやって行きたいと思います。
でも!
ビンボー人にはお金が…( ̄◇ ̄;)
社会保険料が高いよー
月収10万のプー太には…
手を考えます(^ー^)ノ
Posted by ブクログ
簡単な洋書をたくさん読む。Leveled Readers やGraded Readersの初級レベル(日本でいう中学レベル)から。興味のある本を読む。辞書を引かない。知らない単語は類推。読んだら記録。中学レベルでも英語の多読はできるそうだ。ただし、多読だけでは文法知識がどうしても穴になりやすい。理想としては多読と文法(できれば語彙も)の勉強をバランスよく伸ばしていきたいところ。
Posted by ブクログ
やさしい本をたくさん読む。
日本語を身につけたことを考えると納得できる。
①辞書を引かずに楽しめるものを読む
②わかるところをつなげて読む
③自分が面白いと思う本を選んで読む
ただし集中してやらないといけないな。
Posted by ブクログ
英語多読法の本二冊目。「英語は多読が一番! (ちくまプリマー新書)クリストファー・ベルトン」よりもメソッドが明確に述べられていた。英語の小説を読みながら英語力も上がれば一石二鳥だと思ってた。しかし多読で一般的な小説は難しすぎるため教材として使われている本を使うのが良い、と著者は述べている。方法は実際にSEGという著者が開いている塾で行われている手法だけあってかなり具体的。少し心不安なのは東大合格者を中心に高いレベルの生徒の実績が多く挙げられていたこと。多読が合わない生徒もいるはずだし、総人数にしてどういう成績なのかが詳しく知りたかった。多読を推奨する本でネガティブなことは書かないだろうが、多読だけでなく文法などの勉強も並行してやるべきと認めている。多読は簡単過ぎるくらいのレベルから始めるってのがこの本の要点。教材紹介は参考になった。
Posted by ブクログ
「大学への数学」の著者で有名な古川昭夫の英語多読法の指南書。
リーディング、スピーキング力向上に役立つとされる英語多読法について、主に初級者向けにそのやり方が詳しく書かれている。
内容を8割程度理解できる本から始めて、辞書を一切ひかずに100万語読み切れば日常会話で使う殆どの単語•言い回しははその使い方も含めて頭に定着するとの事。
語彙、フレーズは蓄積されていくとは思うが、必ずしもTOEIC等のスコアアップに直結する訳ではなさそう。
Posted by ブクログ
多読を中心に単語帳学習とリスニングにより英語力を伸ばす方法を提案している.
考え方は,①辞書は引かない,②分からないところは飛ばす,③つまらなければやめる.
学習効率を高めるために5%程度の不明な語を含むものが良いとの研究結果を参照している.
このような本を選ぶことにより,不明な語を前後の文脈から推定することが出来るようになる.
優しい本から順番に読み進め,年間50万語程度を目指して読み進める.300万語まで読み進めばしっかりとした英語力を身につけることが出来る.
併せて,単語力を高める努力も必要.辞書を引くのではなく,単語帳で基本を覚えるのが良い.
実践した経験から,会話の中にフレーズが出てくるようになる.良い方法である.
これから取り組むとしたら,電子書籍を使うと良い.