あらすじ
【第17回出版甲子園 審査員大絶賛!】
鬼の正体は「人間の死体」?!
タタリの原因は「都市開発」?!
迷信、妖怪、奇病、超能力…
といった超常現象を現役医大生が徹底解剖!
魔法、怪物、妙薬、祈祷、そして呪い。
論理で説明できない不思議な力は、
はるか昔から私たち人間の心を鷲掴みにしてきました。
これらの事柄をテーマとする創作物は、
日本国内だけでなく、世界各地でも人気を博しています。
本書では、我々を惹きつけてやまない「呪い」を紐解いていきます。
主に医学を中心とした科学知識に基づき、
人体の内外で起こる恐ろしい事象を、徹底的に解剖します。
今までの摩訶不思議な怪奇現象と決別し、
新たな呪いの楽しみ方を探っていきましょう
<目次>(仮)
第1章 「外」の呪い
第2章 「内」の呪い
第3章 「未知」の呪い
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
呪いを科学で紐解いていくという内容で、
説明可能な考察や事実は面白かったのだけれど
「呪い」の神秘性や畏れが薄れるのもあって
科学ではまだ説明できない呪いもある…!?
というものがあればそういった内容にも
個人的にエンドで触れてみたかったなぁという印象。
ひとつひとつの呪いに対する
科学的根拠のある説明は面白く、
そこからまたさらに、
呪いそのものに対する人間の心理的な働きや
影響を読んでみたいなぁと感じた。
Posted by ブクログ
都市伝説が好きな人はハマると思う。
誰でも一度は聞いたことがある河童や鬼など、そういうものを科学的に解き明かしていく内容で、興味がそそられる一冊。
そうなんだ、そういう考え方もできるなと時代背景をともに科学していく本で、内容も難しくない。所説ありますよね、という気持ちで読んでいくのがおすすめ。
Posted by ブクログ
各オカルト(幽霊、UMA、都市伝説など)を科学的な視点で解明したり解説するのかと思いきや、そもそも取り上げるオカルト自体少ない。大半はオカルトを解説して終わりか、オカルト関係なく医学の話をしているかのどちらか。
オカルト解明本を期待すると、肩透かしを食らうと思います。
Posted by ブクログ
「呪い」を切り口として、さまざまな伝承、心霊現象などを医学や心理学など、科学で説明されていた。
純粋に、勉強になることが多かった。(ただ、「呪い」については割とサラッと触れられているだけなので、刺激が欲しい人には物足りないかも)
Posted by ブクログ
浅く広い感じ。めちゃくちゃざっくりこの手のトピックについて知りたい時には有用。分野に知識がない人のほうが楽しめると思う。文章はさっぱりしていて嫌いじゃないが、装飾的な文体が好きな人からすると淡白すぎてつまらなく感じるかも。オカルトを面白く書いているわけでも極めて科学的に解明しているわけでもなく、ある程度の知識から多分こう、みたいな書き方が多い印象だった。
Posted by ブクログ
当たり前だが、それぞれの時代に立ち会ったわけではないので真相はわからないけど呪いだとされていた現象は現代の科学に照らせばこういうふうに説明できるよ!という話。なのでオカルトにロマンを抱いている人にはオススメしない。
呪い限定というより超常現象全般について述べているので、TRICKっていう昔のドラマに出てきた「どんと来い、超常現象」という本に内容が似ている気がする。読んだことないけど……
Posted by ブクログ
着眼点は面白かったが、新しい知識は余り得られず、広く浅くという内容。
過去に科学的な見識のなさが呪いを生んだことと、XRやAIにより、現代に別の文脈で呪いをもたらす土壌があるのでは、認知科学へもつながるという話は良い視点と感じた。
Posted by ブクログ
ホラー好きです。
そんな自分がふと目に止まったのがこの本。
呪いを科学で?
気になるなー。でも、ホラーとか全否定ならやだなとか思ったけど読んでみました。
理路整然としていて、読みやすく
そしてオカルトやホラーを全否定してるわけではないのが良かったー。
Posted by ブクログ
Twitterで見かけて読んでみた本。呪いの類と思われているものは、実は科学で説明がつくということも多いと書かれていて気になった。
メディアのオカルト特集についての
"たとえトリックや仕掛けが暴かれたとしても、後に残るのは喪失感と、騙されたことに対する怒りだけです。私たちは「オカルトの魅力を見出し、適切に楽しむ」べきなのです。"
という文章が興味深かった。
Posted by ブクログ
非科学的な事象は科学的に解明できる可能性があるのでは、という仮説を集めた内容。過去に解明されてきた不可思議な出来事が紹介されている。
ある病気が引き起こす症状を見て、過去の人々は非科学的な事象に照らし合わせて解釈していたのではないかといった考察が主。オカルトの延長という感じで楽しむことをおすすめする。
後半は疾患により起こりうる人体への影響についての記載が多く趣旨とは少し離れてしまっている印象。
Posted by ブクログ
呪いを科学的見地から解き明かそうと試みた革新的な書、今後の新たな著作に期待したいと思う。
京極夏彦さんは、言霊はネコや机には届かない。言霊は人間だけに効くと解き明かす、呪いとは何か、文化にも深く根ざす気がする。
Posted by ブクログ
科学的な説明の部分は
専門的用語が多くて、難しかった。
個人的には
どっちみち、説明の部分は詳しく説明しようとするとキリがなくなるから
呪いの例の量を増やしたり
身近な呪いをもう少し取り上げてたら
もっと楽しめたかなー。